【美術】作品自体は良くなったけれども運営がこれじゃぁ「VOCA展　2017」

皆様、お今晩は。上野の森美術館にて3月30日迄開催中の「VOCA展　2017」に行って参りました。その感想です。


VOCA展では全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介していきます。

一昨年、去年よりは見るべき作品が多くなってそれはそれで結構なのですが、歴史ある展覧会の割に不親切さはピカ一でして、館内での撮影不許可の上に、目録すら配っていないのには毎年毎年そうですが、一向に改善する気配が無いのは致命傷でして、展覧会のレビューを書きたければ図録を買って下さいと言う腐った根性が浅ましいのであります。

今年は何作品が受賞作以外にも見るべきものがあったのですが、作家名と作品名を会場でメモする手間がどれほど大変か事務局の方は考えたことがあるんでしょうか？

これでは、FACE展との格差は広がるばかりでしてその内に出展する作家も居なくなるのではとあらぬ心配をしてしまいます。


http://www.ueno-mori.org/exhibitions/main/voca/2017/