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2015年05月13日21:29

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【美術】オリジナルより良い模倣と圧倒的なオリジナルの展覧会のハシゴ

皆様、お今晩は。

本日東京藝大にて開催されていた夢の浮世絵展覧会である「ハイカラ」最終日と東京国立博物館平成館にて開催されている「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」展の再見に行って参りました。

今回の鑑賞は「オリジナルよりも良い模倣」と「何時行っても行列が出来てしまうオリジナルの凄み」と言う二つの異なる展覧会でした。

「ハイカラ」は東京藝大とボストン美術館そしてNHKが世界の浮世絵コレクションの中で最も無傷で美しい色鮮やかな浮世絵が集まった同コレクションの高精細データをもとに、東京藝術大学の特許技術を活用した高精細な複製や4K映像表現作品を展示すると言う企画でして、浮世絵が動いたり、1.5倍に拡張して最高の印刷と紙で印刷したものは、オリジナルをガラス越しにて観るよりも良いのでは?と思わせるものがありました。


もう一つの「鳥獣戯画」は本館特別展示室にも明治自体の写しがあるのですけれども、自分的には『平家納経』ですら写しでも十分凄いと思っているのでありますが、白拍子に描かれた墨の線は、平成館構内に拡大された印刷版でも『白菜』の時は実物よりも拡大された映写版の方が美しいと今でも断言出来てしまうのでありますが、本作品に関してだけは「オリジナルは他の追従を許さない」と言う点で唯一無二の作品であります。

実を申しますと「甲巻」に関しては120分待つのが辛いところがありますが、「丁・丙・乙」巻に関しては30分位の待ち時間ならば十分見る価値はあると言ってしまわざるを得ないのであります。
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