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2015年05月01日21:23

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【美術】「三井の文化と歴史(前期)茶の湯の名品」展

皆様、お今晩は。5月6日迄三井記念美術館にて開催されている「三井の文化と歴史(前期)茶の湯の名品」展に行って参りました。


三井記念美術館収蔵の茶道具は主に北三井家、室町三井家、新町三井家から寄贈されたものですが、蒐集された経緯や道具の趣は家によって異なります。三井総領家とされる北三井家では初代高利(1622-1694)が表千家と昵懇であり、代々千家流の茶の湯に親しんできたところから、利休居士をはじめ千家歴代ゆかりの茶道具が数多く伝えられています。一方豪商ならではの名物道具も多く所持し、千家道具と共に同家の茶の湯に用いられてきました。北三井家の茶道具は、初代高利以来、およそ300年の長い時をかけて蒐集されましたが、室町三井家の場合は主に十代高保(1850-1922)が自ら茶の湯に用いるために所持した名器が核となり、さらに12代高大(1908-1969)が入手した道具が加えられています。北三井家とは対照的に個人の茶の湯の好みや時風が感じられる蒐集品です。

確かにお茶碗や花入れ、釜に茶杓などがズラリと並んでいましたが、それだけでは無いところに思わぬ拾い物をした感じであります。それは三井家の方々が嗜んできた書や絵等の展示があって、やはり普段から良いモノに囲まれている事と先生が良いこともあって「展覧会で普通に掛けられるレヴェル」の作品が並んでいることにホッと一息つけたのでありました。

5月14日(木)からは後期展として「日本屈指の経営史料が語る 三井の350年」が始まります。個人的には「日本のロスチャイルド家」だと思っていますのでどんな秘蔵史料が出てくるのか?そちらの方が期待しております。

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
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