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2015年02月24日09:29

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【美術】「開館20周年記念 MOTコレクション特別企画 コレクション・ピカミング」展

皆様、おはようございます。東京都現代美
術館にて6月28日迄開催されている「開館2
0周年記念 MOTコレクション特別企画 コ
レクション・ビカミング」展を鑑賞して
参りました。その感想です。


収蔵作品約4700点のうち常設展示室に展示
されるのは、年間600点から700点程度。皆
さんにご紹介できるのは、常にそのほんの
一部に過ぎません。美術館の活動も、作品
を通して展示という形でお見せしているの
は、その一部。今回は、「収集」と「保存」
という、展示に至る手前の活動の実際をご
紹介します。

毎回東京都現代美術館に行って一番感心さ
せられるのは、「企画展」の方ではなく
「常設展」の方でして、財源豊富な東京都
のコレクションが一同に観られるのであり
ます。惜しいところは「写真撮影不可」なの
でありまして竹橋同様基本的に常設展示作
品に関しては写真撮影可能(一部例外はある
でしょうが…)に方向転換して頂けると非
常に嬉しいのであります。


今回凄いところは、MOTの目玉作品である
ロイ・リキテンスタイン作『ヘア・リボ
ンの少女』とアド・ラインハー作『タイ
ムレス・ペインティング』そして嶋本昭
三作『作品(穴)』の表面だけでなく裏側
も観れるように展示されているところなの
であります。

そして作家たちの言葉と作品コーナーでは、
靉嘔、大竹伸朗、川俣正、白髪一雄、辰野
登恵子、舟越桂、松本陽子、元永定正、森
村泰昌と言う蒼々たる面子により自作につ
いての話やスタジオでの活動の様子をおさ
めた映像とともに、当該作品を展示してある
と言う親切設計。

初めて白髪先生の肉声を聞くことが出来ま
した。

そうした意味でホントに取っ付き易い展覧会
でして自分のような現代美術入門者にもピッ
タリな展示。そして地下の図書室が凄くて
芸術新潮の創刊号から最新号迄の目次が閲覧
出来るようになっているんですよねぇ。

どの駅からも「遠い」のが玉にキズでありま
すが、自分の御薦めは新橋駅からバスに乗っ
て此処まで来ることでして、時間は掛かります
が兎に角車中からの眺めが素晴らしいので騙
されたと思って窓際の席を御薦めします。

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/motcollection-becoming.html

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