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2015年02月11日18:28

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【美術】衝撃の大回顧展「生誕100年 小山田二郎」展

皆様、お今晩は。2月22日迄府中市美術館にて
開催されている衝撃の展覧会「生誕100年 小
山田二郎展」に行って参りました。


戦後の日本美術を代表する異才・小山田二郎
(1914-1991)は、幼いころ親戚の日本画家・
小堀鞆音に水彩を学び、帝国美術学校在学中
にはシュルレアリスムに傾倒しました。戦後
1952年には瀧口修造の推薦によりタケミヤ画廊
で個展を開催して注目を浴び、社会諷刺や攻撃
的なまでの人間洞察を含むその絵画が画壇に鮮
烈な印象を与えました。1960年から府中市の
アトリエ兼自宅に暮らしましたが、1971年に
妻子を残し失踪、以降社会から距離を置いた
隠遁生活を送ります。その衝撃的な境遇と生
き様、そして後に遺された作品群は、今なお
独自の光彩を放っています。
闇の中からこちらを凝視する異形の生き物。
あるいは、瑞々しい色彩の中に浮かび上がる
幻想の世界。小山田の描く世界は、おどろお
どろしい迫力の中にも、時にユーモアや優し
さをも垣間見せて観る者を惹き付けます。
本展では生誕100年を記念し、過去最大規模
となる油彩・水彩作品計168点によってその
全貌を回顧します。

自分の美術の師匠格である某画伯から強力
推薦で観に行った本展覧会ですが、今の今迄
完全にノーマークでした。大変申し訳ござい
ません。


強烈な画ですが、水彩画を観て驚愕したのは
余りにも熟練したテクニックでして技術レヴ
ェルから言って戦後美術史のなかでも屈指の
技術の持ち主であることが解りました。

今回展示されているのは後期分の約100点余
りの作品でしたが、どの作品を観ても共通
して言えるのは真っ先に視線が行くのは「眼」
であることなんです。

構図の上で視線がそう行くように仕向けて
あるのは分かりましたが、此処まで徹底し
て「眼」を描く画家には出会った事があり
ません。

例えば「母」(1956年作 個人蔵)に見ら
れるのは、両腕が三角形の底辺になり△
の構図で「眼」が丁度頂点に来るように
仕込まれているのです。

一見するとおどろおどろしく暗いイメージ
を持つかもしれないですが作品から出てくる
「対話力」は鴨居玲画伯級のものがありま
して代表作としての『鳥女』が何枚か出て
いるのですが1965年のものは赤と青のイメ
ージで1979年のものは原点回帰してキュビ
ズムの影響と線描の凄さに唯圧倒されて
ある意味画家としての集大成なのかなぁと
思った次第です。

万人に御薦め出来る展覧会ではありません
が一度見たら忘れられない作品ばかりが
揃っている大回顧展でした。つくづく気
付くのが遅かったのが悔やまれます。




http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/oyamadajiro.html
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