不断である。
恐ろしさが続く。
押し寄せてくる黒い波。
【ふわっと】
O君の話。
高校生の頃のこと。
夜中にふと思い立って散歩に出掛けた。
田舎なので皆が寝静まっており、静かである。
大きな道路へ出る石段を降りる。
その途中で足が滑って、転げ落ちた。
あと少しで降り切るところなので大した距離ではない。
でも相当痛かった。
そして、くすくすと笑う声が其処ここから聞こえた。
すぐ近くの、でかる。
それに非常に吃驚して、痛いのを我慢して立ち上がると大急ぎで家に帰った。
後から思うと、足を滑らせた時の、地面の感触がおかしかった。
妙にふわっと感じたという。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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