メイン練習地を静岡の修善寺に、ナショナル重視のやり方をするならそれが一番の方向だ。だから深谷知広(S1・日本サイクルスポーツセンター)は更なる修練を求めて南関東へ飛び込んだ。
そんな深谷に番手はどう答えるか、しかも南関のホーム川崎で。
「ライン戦至上主義」は全日本選抜の見所だ。
そして全日本選抜を制したのは…
「南関のスーパーエース」郡司浩平(SS・川崎)だ。
地元凱旋からの制覇とか、本当に完璧じゃんよ。
「ラインがしっかり構築出来た」のは勝因の一つですが、今回の先行はあの深谷ってのが本当に大きいんですよ。
去年の競輪祭でも書いた通りですね、あの時の先行は松井宏佑でしたが。しっかりとした先行が付くのは南関にとっては勝ちパターンにもって行きやすい。
それが顕著に現れたのがスタールビー賞だったんですよね…
本番
https://youtu.be/CK70p33cr4k
まずは平原正攻法にモロが付く。西日本が続いて、そして南関に付いた守澤(結果的に南関4車体制…あっ…)
仕掛けたのは深谷!一気にロングスパートへ。
あとは番手まくりからの南関ラインが仕留めに行った。
平原は郡司との接触後に車体故障、一応非失格でしたが…というかモロは仕事せえ。
いくら好調の中国とはいえ、やはり敵わなかった。まだヒロトは完調ではありませんね。連覇はお流れ…松浦もあれだけの走りをされてはって所でしょう。園田?いや…別に…別地区なので本気で仕事はせんでしょ。
ワダケンは流石ですわ、SS1番車ジャージは伊達じゃないです。そして守澤、ライン選択はバッチリでしたね。
…要するに、深谷が牽いた3人がきちんと連絡みをした…しっかりとトップ3を導いたって評価になります。やっと、あれが言えるね。
深谷!!よく牽いた!!移籍した直後の連携でこれだけやるとは!
結果はラインワンツーどころか「3車全員入線」を導いた。
あ、今回は自滅了承で牽いてますね。お前の力がラインの勝利を導いたんだよ!勿論、敢闘賞&カムバック賞だ!おかえり、「平成の怪物くん」深谷!!
バックがきちんと応えてくれて良かったですよ。…本当にこれまで牽いてきたバカ中部のショボさったら。仕事放棄で尚且つバックが勝たん。自滅先行に報いるのは「ラインの勝利」以外ないのにね…恥を知れザコ支部が。(今回の浅井糾弾ポイント)
いやー、本当に南関が更なる強化をしましたね。
手放しで褒められますよ、今回は。
これで南関は特別競輪3連勝ですもの、(競輪祭、平塚GP、全日本)凄いわぁ…深谷加入は間違いなく南関にとってはありがたい事ですよ。
これで郡司は来期S班残留確定!そして駿府GP行き一番乗り!!今年も実力で仕留めてみせたぞ。
おめでとう、郡司!南関の更なる飛躍へ!今年は面白くなるぞー!
THE NEUTRAL「闘いの詩」
https://youtu.be/b0Rd5uIrJG4
あ、それはないです。ここまで完璧な仕事をされたら次は「番手は支援に回れ、誰のおかげでG1取れたんや?」になります。
今回はあくまでも「潰れる走り」をしました。優先されるべき事は「地元、しかも練習場の川崎で郡司を勝たせる」です。
まくり展開の場合、普段の深谷のスパートは「ジャン前の2コーナーからカント使ってバックで加速」ですが、今回は「赤板周回でのホームから仕掛け」でした。
そうしないと「清水-松浦に負けてしまう」から。
きちんと自分がMAX出せるゾーンをずらしてます。だからラインワンツースリーで入線出来てます。
「今度は番手が支援せんかい!」とね。
郡司にとっても次の機会で深谷を勝たせる事は「駿府GPで先行出来る選手が欲しい」という理念に叶いますし。
はっきり言って中部は深谷の走りを無にし過ぎというのはわかります、ただ金子師匠は「育ててくれた恩人でもあるし、G1は勝たせてもらってるから」まだセーフです。
問題は吉田のオッサンや浅井なんですよ。
「仕事しねぇ」「自滅了承で走っても上位に行かない」ってはっきりやる気なくしますよ。
今回の深谷は「大恩をもって応えたんだ。これで正式に南関ラインの仲間入りでいいよな、…次回はわかってるよな?」というメッセージがあります。
これは「ライン先行至上主義」の南関は絶対に応えなければなりません。だって客納得しないもの。
そうなると次のお世話役になるのは…ワダケンとピロシ支部長、そして真久留ですね。渡辺雄太を先行にして二段ロケット作戦もありですな。