コロナの影響はでかい

コロナの影響は色々ありまして。

一番大きかったと思われるのは、
公民館が使えなくなったため
断酒会がお休みとなったこと。

たかが断酒会って思う人は多いと思うけれど
依存症の人にとったら
ほんとに大事なものなんです。

定期的に心を整えてたのに
それができなくなりました。

話を聴いたり、したりするという作業が
とても重要な回復への道のりなんです。


あと、デイケアの利用に制限がかかったということ。
病院では、利用者さんの人数制限がかかりました。
とりあえず、デイケアが必要と主治医が判断した人が
利用可能となったのですが、
アルコール依存症の患者さんって、
お酒飲まなかったら生活が自立できてる人が多くて
アルコール依存症の患者さんはほぼ、
デイケア利用から外されてしまいました。

たかがデイケアと思う人も多いと思うけれど
生活リズムを整えるのには
本当に重要なものなんです。

家で特にすることもなく一人でいると、
孤独、そしてお酒の誘惑。


他にもいろいろと生活パターンが変わったりして
再飲酒された患者さんが多発しました。
再飲酒すると、連続飲酒になり
ボロボロになって入院されるかたが多発しました。

中には20年以上お酒を断ってた人が
「ちょっとだけ」と飲んでしまい
連続飲酒になって、入院したというケースもありました。

年に数人、お酒で亡くなる方もいるんですけど、
コロナ云々となってから、
立て続けに２人亡くなりました。


依存症は１人でやめることはできないのに、
１人になってしまうという状況になりました。

今回のことで、
断酒会やデイケアの重要性をひしひしと感じました。

少し前から、断酒会やデイケアは再開されましたが
亡くなった命は取り返すことはできません。
アルコール依存症の人にとって
飲酒は命と直結しています。

第二波に備えて、色々考えていく必要があると思います。

オンラインミーティングも有効かと思われますが、
ネット環境がなかったりする場合は難しく。

課題はてんこ盛り。

とかく、早いコロナの終息を願うばかりです。


■コロナ禍のアルコール依存に注意！ 「3つの危険サイン」とは？
(AERA dot. - 06月19日 09:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6125681