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2018年12月14日14:36

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大学入試改革に向けて1

 2020年度から大学入試のセンター試験が廃止され、それに代わって「大学入学共通テスト」が施行されます。

 私もこのテストについての質問を受けることが増え、今年はいくつかのセミナーに参加したり、それについて書かれた本を色々と読んで来ました。

 「大学入試共通テスト」は、知識量だけでなく、思考力や判断力、表現力などを問う入試を目指し記述式を導入、英語では「聞く・話す・読む・書く」の4技能の評価のため、民間の資格や検定試験を導入することも検討するとされています。

 大学入試が変われば、それに伴う中学、高校までの教育が変わるということですが、一体どのように変わるというのでしょうか?

 小中学生のお子さんを持つ熱心な親御さんの中には、このことについて心配になられる方も多いようで、それについての本を買って読んだ方も沢山いらっしゃると思います。

 それは悪いことではありませんが、その手の本は、大体が新進の教育評論家と呼ばれる方のものであり、その方々はほぼ御三家かそのクラスの中高または都立の名門校から、なぜか東大はいませんが、国公立上位や私大最上位に入学しておられます。

 ですので、その手の本を読んでいても、地域で塾をやっている私のような者の持つ感覚とはだいぶ違い、正直言って「これじゃお母さん達ダマされちゃうな。」と思う部分も少なくありません。

 最近流行りの何とかママの本とかもそうですが、参考になる部分はあるにしても、やはり同じようなバックボーンを持ち生活環境等も似ていないとなかなか真似はできないはずです。

 いわゆる普通のお子さんのいる熱心なご家庭の親御さんがこのような本を読むと、「知識だけではダメだ、思考力だ判断力だ」と躍起になり、悪い塾にダマされて、意味のないカリキュラムに多額のお金と大切な時間を費やされたりということになりがちで、それはお子さんにとって非常に良くないことです。

 ちなみに私が今言っている普通のお子さんとは、公立の小中学校でしたらクラスで5番以内以外の全員のことですから、実際にはほとんどのお子さんのことです。
 
 まだまだ不透明なことも多く、どうなるか分からない「大学入試共通テスト」に伴う教育改革ですが、そういう普通の子供がどのように対応していけば良いのか、親としてどのような心構えをしていけば良いのか、次回はそのことを書きたいと思います。
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