Lee Child said I don’t like Jack Reacher that much.
この6月末にオブザーバー紙、アイリッシュ・タイムズ紙などにそう言ったのだ。
リー・チャイルドはBlue Moonを最後にもうジャック・リーチャーを書かないと発言した。
もう書く意欲、ストーリーが浮かばなくなったからだと説明していた。
そしてこのように言ったのだ。
24作のジャック・リーチャーシリーズを書き、世界中で1億部以上の売り上げを誇る人気者でも、フアンほどジャック・リーチャーを好きではなかったと。
リー・チャイルドは、フアンほどジャックは好きではないというのだ。
最初から、この元陸軍憲兵隊出身の男を最後には「モーテルの汚いバスルームの床で出血多量の失血死させようとしていた」ことを明らかにしたのだ。
するとフアンから勇敢で、正義の下での名誉ある死であっても「惨めすぎる」とクレームがあったと言う。
そこでどうシリーズを終わらせるかを考えたのだ。
そして、シリーズを弟のアンドリュー・グラントに譲渡したのだ。アンドリューは50代でリーチャーを書くのにぴったりだと。アンドリューはアンドリュー・チャイルドに改名する。
ジャック・リーチャーは大男の元軍人でも、孤独な独り者で、目立たない見知らぬ人物なのだ。「まっとうな道を逸れた騎士」なのだ。悪人といえど多くの悪人を殺してきた。
だから、
最後のタイトルは「Die,Lonely」にする予定だったと!
リー・チャイルドは「ジャック・リーチャーが恐れていたのは私だろう」と付け加えた。
エディンバラのジョン・リーバス刑事はExit Musicで引退し、また活躍している。リーバスも年齢を重ねもう、10月で引退させるようだ。
イアン・ランキンはリーバスに年齢を取らせることで、フレッシュな気持ちで、リーバスを書きこれまで長く続けてきたというのだ。
ハリー・ボッシュも70歳になる。マイクル・コナリーもボッシュに毎年年齢を重ねさせ、もう静かにわき役になり消えていくのだろう。
余談:ジャック・リーチャーの初版本が高くなってきた。ジョン・リーバスも驚くほど高くなった。ハリー・ボッシュもだ!
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