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2019年12月23日11:23

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C・J・ボックスのWolf Packを読んだ!

C・J・ボックスのジョー・ピケットもの19作目を読んだ。
面白い、流石です!
正に西部劇の世界です。今回は派手な銃撃戦ありで、次第に盛り上がる緊張感が最後まで続くハードボイルドミステリーです。
ジョー・パイク、ネート・ロマノウスキーの活躍が見事です。
あの映画「ウインド・リバー」の雪のワイオミングの世界です。

ジョー・ピケットは3ヶ月半の間知事の命令で休職になり無給だった。前知事のとりなしで復職したのだ。(Disappeared)

ユニホームに身を包み仕事に復帰できたことに喜びを感じていた。
その頃4月のワイオミングの山中に正体不明のドローンが飛び交っていたのだ。同僚の女性猟区管理官から連絡を受けます。
狩猟のためなのか目的が分からず、なにか不気味だった。シカや、ボブキャットなどが逃げまどい、ドローンに追いかけられ崖から落ちたりして死亡することもあった。しかし、ジョーの担当する猟区では許可されたドローンはなかったのだ。ドローンが飛び交うと、動物の生態にも影響する恐れがあった。
また、狩猟用のトラップも仕掛けられていた。そのトラップの持ち主がウインチェスターに住むトム・ケニスンだった。
彼は正体不明の金持ちで、数年前にこの辺りに住み始めていたのだ。
警察の犯罪記録にも全く存在がなく、本人の過去についても記録がなかった。しかも、男の息子はジョーの娘ルーシーのボーイフレンドだった。

その頃遠く離れたアリゾナのスコッデールで殺人事件が起きていた。
住民の一家が惨殺されたのだ。若い女性と3人の男の4人組が家に入り込み、主人に拷問をくわえ、エミール・メッカと言う人物の消息を聞き出して、刺殺したのだ。
彼らは「狼の群れ」と言われるメキシコのカルテル「シナロア」の殺し屋だった。
彼等は250キロほど離れた山中に遺体をバラバラにして焼き捨て谷底に投げ捨て、ワイオミングに向かったのだ。アリゾナでも行方不明者はよくあり、誰も当分の間は気づかないとおもわれた。(まだアリゾナも怖いところなのだ)
ウルフ・パックはメッカが「カーボーイの世界に住みたい」と言っているのを知っていたのだ。メッカの隠れているワイオミングへ2台の車で向かうのだ。携帯は2日毎に替え、全て現金で支払い行動した。FBI, 麻薬取締官に知られないように用心していた。

ジョーは、友人のネートとともに山中でドローンの飛んでいるところを見かけ、鷹匠のネートが鷹に攻撃させて墜落させた。そして持ち主がドローンの回収に来たが、ジョーの愛犬が男を追い払った。車のナンバーから持ち主がケニスンだと判明した。

ジョーは持ち主の住所にGPSを頼りに出かけたが、私道の入り口でビル・ヒルの父親と言う男にショットガンを突き付けられた。その家にはヒルのほか、その息子、ヒルの父親、運転手、他にも一人住んでいた。ケニスンはどこかへ行ったとだけ言った。
ジョーは男たちがこの地域には不釣り合いな感じと、普通の住民とは違う、違和感を覚えたのだ。
娘ルーシーのボーイフレンドの父親ヒルは都会の会社を売り払い、このワイオミングに来たと言うのだが、息子は何も知らない小学生だし、父親についても仕事は知らないと、話さないのだ。

そこへFBIの捜査官が二人が現れ、ジョーや、同僚の猟区管理官は彼らにかかわるなと命令してきたのだ。ドローンの事も、罠の事もすべて調べるなと言う。

ジョーが知り合いのシャイアン駐在FBIに聞くと、アリゾナ絡みの何かがあるとだけ伝え、話はしなかったことにしてくれと言って電話を切ったのだ。

ネートは街でアリゾナナンバーの車2台で4人組が現れ、ホテルに入ったのを見て、ジョーに伝えてきたのだ。彼らは正に別世界の人間だったのだ。
その夜にウォルフ・パック4人組はホテルを抜け出し早くも行動したのだ。
しかしそれは誤算だった。

翌朝、ジョーはシェリフから、二人の死体が見つかったと連絡を受けた。ほかに若い女の殺し屋が宿泊したホテル従業員が射殺されているのも発見されたのだ。

地元の老夫婦はリボルバーで心中したみたいに見せかけていたが、殺されたとジョーは思った。彼らは地元でも評判も良く、生活も普通の暮らしをしており、自殺は考えられず、恨まれるようなこともなかったのだ。
その殺人現場を見てから、ジョーが家の外に出て山を見上げた時、なんとヒルの家がすぐ上にあるのが分かった。
ジョーの車のGPSもヒルと同じ位置に見えたのだ。
老夫婦はヒルと間違えられて殺されたのだ。
ウルフ・パックもニュースとボスからの連絡で「殺した相手が間違っていた」ことを知り、動き始めた。

これからが西部劇のだいご味ともいえる展開になるのだ。
ウルフ・パックはFBI捜査官や、シェリフを殺し、ヒルたちのほか、 ジョー、ネートなどを皆殺しにするべく、やってくるのだ。

果たしてウルフ・パックはヒルを何故殺しに来るのか、FBIがジョーたちにかまうなと言ったのはなぜなのか。なぜドローンを飛ばしていたのかも。それらが徐々に明らかになるのです。

本当に今まで以上に派手な銃撃戦があり、たくさんの血が流れます。FBI, シェリフ達も死亡し、ジョーも撃たれるのだ。

あとは読んで楽しんでください。西部劇の決闘そのものみたいですから。
ぜひ、ハードボイルドフアン、西部劇フアンなら読むべきでしょう。

余談:
この本の42頁にスコッツデールのポイズンドペン書店(全米3大ミステリー専門店)が登場します。若い女性殺し屋が、本屋への道を尋ねるのです。
(Poisoned pen Bookstore)
C・J・ボックスがサイン会をいつも開いてもらい、世話になっているからです。
この本のサイン会には釣り仲間のT・ジェファーソン・パーカーも同席してます。
パーカーもカーボーイ姿の麻薬取締官ものを書いています。大好きな作家です。
ボックスにはアリゾナは西部の街ですからフアンも多い。
ですから、ボックスも「サイン、日付」を丁寧に書いてくれています。

映画「ウインド・リバー」を観た人ならこの白い世界での銃撃戦もよくわかるでしょう、きっと。米国10位のでかい大地ワイオミングに60万人以下の人口、麻薬の合法化された場所です。誰もが8丁は銃を所持している土地ですから。

ジョー・ピケット人気から「ピケット・ツアー」なるものも地元ワイオミング観光ガイドにのってます。

「シナロア」はメキシコの実在のカルテルで、現在エルメンチョをボスとする巨大カルテルCJNGを壊滅すべく、ベルトラン」、ロス・カルテルなどと共闘で200人の殺人部隊を送り込んで戦争中です。

オーケーを「O Kay」と書かれたのを読んだのは初めてかな?映画の音声はよく聞いたけど。「O K」のほうがおおかった!

PS:2018年3月10日 ジョー・ピケット God River、9月15日Disappearedの日記もご笑覧を!

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