mixiユーザー(id:14443782)

2019年11月28日15:34

136 view

ライ麦畑でつかまえて(続き)

日本人にはライ麦という麦がなじみがないと思う。
だから、”ライ麦畑でつかまえて”とのタイトルがよく分からない。


最初私は、誰かさんと誰かさんが麦畑 を連想し
私をライ麦畑で捕まえて かなと思った。
原題は”The catcher in the rye”である。
故に、ライ麦畑での捕獲者 であろうから
私を捕まえてではない。

ライ麦というのは、日本では余り栽培されていないようだが
普通の小麦より味は落ちる、いわば2級の麦であるらしい。

文の内容からすると
主人公は、エリートとは全く反対の、学校を何回も退学させられた落ちこぼれである。
しかし、彼の社会の理解力というか感受性は 普通の人のそれとは異なり
我々の、いや、私の数倍上を行く。

そんな彼が思春期から大人の世界に入って行く時期の赤裸々な感性であり抵抗である。
あえて私が自分にこの本のタイトルを何とするかと問うと
”落ちこぼれ少年のその社会” となるのかな。

勿論こんなタイトルで本は売れはしないし、”ライ麦畑・・・”の方がはるかに比喩的で
空想力に富む。邦題としてもいいタイトルなのだろう。




2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する