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2020年01月22日01:47

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【第44期 囲碁 棋聖戦七番勝負第2局】

■井山3冠が2連勝=囲碁・棋聖戦
(時事通信社 - 01月21日 19:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5943785

1月20、21日、埼玉県川越市の「蓮馨寺」では第44期棋聖戦七番勝負(主催:読売新聞社)・第2局が、井山裕太棋聖と河野臨九段によって行われた。
結果は、白番の井山棋聖が198手まで中押し勝ちを収め、2勝0敗となった。
終局は18時25分。
持ち時間8時間のうち残り時間は黒番の河野が10分、白番の井山が11分だった。
第3局は、2月1、2日に長崎県西海市「オリーブベイホテル」で行われる。

● 河野九段、連敗スタートで苦戦 ○
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/kisei/20200121-OYT1T50230/
https://kisei.yomiuri.co.jp/kisei/44th/top_7ban02.htm

前半戦のヤマ場である本局、黒番の河野九段は2連星に対して白番の井山棋聖が星と小目でスタートした。
黒は左下へケイマに掛かり、白はコスミツケから一間トビした。
最近、井山棋聖が比較的採用している布石である。
白は右上へケイマに掛かり、黒は反対側へケイマに受け、白はツケていく。
黒は、割り込みから白を這わせて厚みを築き、右下をケイマに締った。
右辺の大場へ回って、黒模様の拡大を目指す。
白は左上を一間に締った。
黒は左辺の配石を活かすべくケイマに掛かっていく。
白は左辺の大場へ打ってある石へツケて分断を図った。
黒は中央の模様を拡大させて、下辺の大場へ回ったところで、白は肩から入って模様を消しに行く。
黒は隅へ滑った後に左辺の石との連携で白を攻める作戦を採った。
白は黒が下辺を受けなかったので、打ち込んで一団を封鎖した。
ただ、黒模様の中だった為、整形しながら補強を図っていく。
そして、右上の石を一間に跳んだ手が左上から左辺が白模様化していた為、大きな一手となり、黒は即、上辺へ浅く打ち込んだ。
白は低く受けると利かされと見て手抜きし、下辺から切って黒模様の中へ入って戦いを起こした。
続いて、右辺と右上との間へも肩から侵入していく。
盤面の右側で戦火が拡大した。
右辺で白はモタレて黒を低く抑え込み、黒は下辺で切りを入れて厳しく反発していく。
黒は大きく荒らされてしまい、右辺の白を攻めながら、反撃を狙って行った。
その後に上辺へ大ゲイマに深く打ち込む。
中央の攻め合いが双方共にダメ詰まり状態になって、局面が更に難解化していく。
白も断点が数多く有って、アジが悪く振り替わりが起こる可能性が続いた。
中央の黒は上辺へ打ち込んだ石との連絡からの凌ぎを目指した。
そんな中で白は左下と右上で着々とヨセて白地を拡大させていく。
そして、上辺でも白地を拡大させた。
黒は下辺でケイマに打って地を拡大させるものの、差が一向に縮まらず、遂に投了へ追い込まれてしまった。

これで、井山棋聖は連勝スタートとなって防衛へ向けて前進した。
一方の河野九段は苦しくなってしまった。
次が正念場の一局になりそうだ。
今期シリーズは井山棋聖の優勢で中盤戦へ突入していく。

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