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2019年12月10日01:22

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【第45期天元戦五番勝負第4局】

■井山3冠が2勝2敗に=囲碁・天元戦
(時事通信社 - 12月09日 17:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5895303

囲碁の第45期天元戦5番勝負の第4局は9日、兵庫県洲本市で打たれ、井山裕太天元(30)が177手で挑戦者の許家元八段(21)に黒番中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗として決着を最終局に持ち込んだ。
第5局は18日に徳島市で行われる。

● 井山天元、カド番を凌ぐ ○
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/0012945699.shtml

今期も後半戦へ突入となった本局、黒番の井山天元が小目と小目に対して、白番の許八段が星と小目でスタート。
黒は左上へケイマに掛かり、白は手抜きして右上へケイマに掛かった。
黒はコスミツケから実利を確保し、白は左上をコスミで受けた。
黒は上辺へ打ち込んだが割り打ちではなかった。
白は左側から詰め、黒はトビだと守勢一辺倒になると見たのか、ケイマに付けてモタレて捌く作戦を採った。
そして、右上の白をケイマで攻めていく。
白は右下へ一間に掛かり、黒はケイマに付けて白はナダレ系の定石を選択した為、一気に難解な局面へ突入した。
シチョウ関係も出てくるので、盤面全体に波及する。
黒は実利を確保するものの、白は厚みを築いて捕獲された石はコウ材に流用できる形だ。
右上で黒が白を切断して次の戦いへ入った。
更に上辺で白がハネ出してより厳しい戦いの様相となった。
白も切りを入れて攻め合いへ持ち込む。
双方共に小規模な振り替わりで凌ぎ形とした。
黒は左下の三々へ侵入していく。
黒は下辺方向の実利を取って、白は左辺方向へ回った。
黒は左上へ開き詰めを打たれたので、早急に捌きを決行。
隅は一旦保留して左辺の白模様を荒らしつつ、切って上辺側の石を攻めて行く。
この場所のコウは黒が早々に解消したものの、右下隅のコウを誘発してしまった。
コウ争い中に黒は左上隅で生きを確保し、右上で白4子を抜いて地を拡大させた。
右下隅のコウ争いが続いている状況だが黒が下辺の大場へ打った局面で白はコミ掛かりにする事は最早困難と判断して、戦意を喪失してしまった。

これで、井山天元は2勝目。
フルセットへ縺れ込む大熱戦となり、再びニギリで手番を決める事になった。
手番は当然ながら、作戦へ影響するため、注目したい。

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