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2019年10月21日22:10

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【第45期天元戦五番勝負第2局】

■井山1勝でタイに=囲碁・天元戦
(時事通信社 - 10月21日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5834524

10月21日、北海道虻田郡ニセコ町「ニセコ温泉郷いこいの湯宿 いろは」では、第45期天元戦(主催:新聞三社連合)・第2局が、井山裕太天元と許家元八段によって行われた。
結果は、黒番の井山裕太天元が161手まで中押し勝ちを収め、1勝1敗のタイとなった。
第3局は、11月22日に福岡県久留米市「ホテルマリターレ創世 久留米」で行われる。

● 許八段の番碁での対井山戦の連勝は4でストップ ○
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/356774?rct=n_culture

前半戦のヤマ場である本局、黒番の井山天元は小目と小目に対して白番の許八段も小目と小目でスタート。
黒と白の小目の向きが逆でタスキ形という珍しい出だしとなった。
黒が左上へケイマに掛かり、白が手抜きして右上へケイマに掛かり、黒が手抜きして右下へケイマに掛かり、白が手抜きして左下へケイマに掛かった。
黒が左下をコスミツケして白が受けて手抜き合戦はココで終了した。
次に黒は右下でケイマに掛けてから押さえて白は実利を確保。
今度、黒は右上へコスミツケして左下と同じ構えになるかと思われたが、一間トビに変化して、白は上辺へ打たず、左下へ付け越しした。
黒は穏やかに応じて、白は切りを入れてから左上をコスんでから上辺の大場へ構えた。
黒は左辺の大場へ回る。
続いて下辺へ浅く打ち込み、上辺へ深く打ち込んでいく。
白は下辺は受けたが上辺は直接受けずに二間に跳ぶ。
黒は下辺を手抜いて上辺から動き出して、右辺の大場を抑えた。
白は12の八へ打って局面が徐々に緊迫化し始めた。
そして、黒が12の九と切って宣戦布告となった!
黒は上辺に打ち込んだ石を犠牲にしながらの凌ぎ筋を選択し、上辺の白は、この一子を裂きながらの脱出を目指す。
白は左上を補強してから右辺へ打ち込んでいく。
黒は打ち込んだ石を犠牲にしながら脱出を目指す。
その後に9の九と打って遂に難解な局面へ突入してしまった。
中央の白二子は、黒を切断しての引っ張り込みを目指す。
右辺で黒地が確定していき、下辺で白地が確定していく。
黒は中央での連絡を目指す。
白は左下に入れた切りを活かすべく左辺へ打ち込んだ。
そして、中央で切って勝負に出て、左辺でコウとなった。
黒はコウ争いで左下の白石を崩壊させて収穫を得た。
更に7の四と打って、白が二つの大石の両方を全部凌ぎ切る事が難しくなり、大勢が決してしまった。

これで、井山天元は漸く連敗を止めての初勝利。
負けると防衛が厳しくなるところだったので、大きな1勝だ。
五分に戻して、改めて三番勝負という状況になった。

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