何度目かの再読。
きたきたの2巻を読んでおでこちゃんと弓之助に会いたくなってぼんくらを読み直した。ぼんくらには二人は思ってたほど出てなかったので、続けてこれを。二人が大活躍で満足。そして改めて思ったことは、ぼんくらと日暮しは佐吉の物語だったなという事。佐吉は、過去を引きずりとらわれていたと思う。困難なことに巻き込まれ周りに助けられて、人を信じ、人に信じてもらう経験をして成長していった。年齢としては大人だったが、これで本当の意味で大人になったのだ。もう大丈夫!
前回のレビュー
再読。湊屋宗右衛門の側に立って考えれば、彼なりに一番良いと思われることをやろうとしている。でもそれは真実を明らかにする方向ではない。きれいに見えるように蓋をするということだ。湊屋の事情が大きすぎて、他にも事情を抱えている人がいることに皆気づかない。でも弓之助は聡かった。「白紙に戻してみてはいかがでしょう」。弓之助がどういう大人になるのか楽しみだ。
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