mixiユーザー(id:14378527)

2020年12月02日17:28

60 view

2020年11月 読書記録

パソコンが壊れて修理に出し不自由したのはいつだっけ?と思ったら1年前だった。
今回はプリンターが壊れた。
安い商品だったし同程度のを買えばいいと、数日前に電器屋に行って驚いた。
プリンター(特に安い機種)品薄状態。いつ解消するか分からず。何で?それはコロナのせいだった。
テレワークやなんだかんだでプリンター売れまくり、コロナのせいでサプライチェーンが滞り生産がままならず。
ネットでも調べたけど、注文してほんとに届くかどうか不安な感じ。
やっぱり持って帰れる実店舗で買うことに。
一応3店舗回っては見たけど、結局最初に数日前に見に行った店で買った。でもその時あった機種はすでに売れてなくなってた。まごまごしていたらどんどん無くなりそうなので妥協してとにかく買ってきた。
なんかすごく疲れてしまった。

2020年11月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2954ページ
ナイス数:171ナイス

https://bookmeter.com/users/2134/summary/monthly
■ご存じ、白猫ざむらい 猫の手屋繁盛記 (集英社文庫)
再読。お父様、かっこいい!そして宗太郎の紅葉錦、父へのあこがれが素直に出ていてかわいい。権七親分は全部飲み込んでの行動、頼りになる親分だ。すごろくでの清太は、よくもまあこんなどうしようもない若旦那がいたわねと思えるほどのダメダメな若者。親はともかく、柏屋にとってはこの結末が幸いだったな。宗太郎はまた改めてこれからの覚悟を決めたのだった。
読了日:11月01日 著者:かたやま 和華
https://bookmeter.com/books/13887005

■ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女 (集英社オレンジ文庫)
たぶん初読み作家さん。すごく好みの女性が主人公だった。凛として賢くぶれない。しかし、共同統治ってあまりに難しい統治体制。二人ならまだしも三人!兄と弟どっちもシスコンで真ん中のベアトリスを取り合う状況。もし従妹が戦線離脱しなかったら4人でさらに混迷しただろう。兄、弟どっちも嫌な奴!と思ったのだが、終盤に向かうにつれそれぞれに思うところがあるんだと分かってくると印象が違ってきた。終わり近くまでこれは続くんだろうなあ、と思って読んでいたのできっちりと終わってびっくりした。すがすがしい気持ちで読了。面白かった。
読了日:11月04日 著者:仲村 つばき,藤ヶ咲
https://bookmeter.com/books/16328362

■平安後宮の薄紅姫 物語愛でる女房と晴明の孫 (富士見L文庫)
2巻目を読む前に再読。私も源氏物語は好き。古文で全部は読んでないけど、訳したものは何人もの方のを読み一番好きなのは谷崎潤一郎訳で繰り返し読んでる。残念なのは一部しか読んでないのに(時には読んでないのに)、光源氏は好きじゃないとか源氏物語はね〜など批判する人がいること。読めば読むほど物語が重層的で、深いことが分かってくるのに。きっとこの作者も源氏物語を布教したい気持ちがあるんじゃないかな。菅原孝標女の力を借りて・・・・。
読了日:11月07日 著者:遠藤 遼
https://bookmeter.com/books/15506359

■平安後宮の薄紅姫 二 宮廷去りし皇后宮と伊勢物語 (富士見L文庫)
年号からもこの時の天皇は後朱雀天皇。妃が争うことはなかったはずなので少し前の一条天皇の時のことがモデルなのだろう。妃たちは出てくるのに天皇は出てこないなあと思っていたが、天皇の思い通りにはいかない世だったっけ。それほど好きじゃなかった伊勢物語を読み直したくなった。違う読み方が出来そうだ。
読了日:11月07日 著者:遠藤 遼
https://bookmeter.com/books/16615990

■元号の歴史大事典: 大化から令和由来と改元の理由
たまたま図書館で見つけて借りた。児童書で作りがめちゃめちゃしっかりしてる。大きいよ、重いよ、大人の私でもよっこらしょと抱えどうやって読もうかと思うほど。内容はすごく良い。大人向きにして岩波化学ライブラリーくらいの判型で紙を薄くして出版してくれたら、私買いますよ。私はぼつぼつ元号の時代ではないでしょう、西暦に統一で良いんじゃない?なんて思ったりしてたけど。これを読んで少し考えが変わった。元号を制定してきたのは為政者だが、古代からずっと今度こそ良い世になりますようにと祈りを込めて選んだ言霊が元号。コメントへ→
読了日:11月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/13989507

■絵で読む伊勢物語 (古典を楽しむ)
原文と訳文が対比してある本を、以前頑張って読んだが感動しなかった。児童書で物語風のを読み、まあまあかなと思った。でも未練が募り、これがとても美しい本だったので借りてきた。感動した!私に足りなかったのは「知識」。源氏物語のような長い文章は、物語の中にすべてが詰まっている。だがこの歌物語は読者が当然知っていることはすべて省いて書かれている。全部ではなく作者がチョイスしたものが紹介されている。美しい絵、原文、訳文、たっぷりした解説。当時の人は絵を見ながら読んでもらって、知ってることを元に語り合ったんだろうなあ。
読了日:11月12日 著者:山本 登朗
https://bookmeter.com/books/11091384

■千年の眠りを醒ます『伊勢物語』
たぶん初読み作家さんだと思う。読み始めてしばらくしてこれはもしかして丸ごと、同時発売の「令和版全訳小説 伊勢物語」のプレゼン?と思った。随所に「今まで誰もこのことに気づいた人はいなかったんだよ。それが分かった私ってすごくない?詳しくは小説読んでね」(そういう言葉づかいではないけど意味としてはこんな風)と書いてある。でも内容が面白くてどんどん読んでしまい、は〜い小説読みますよという気になった。実は最近評判の別の方の「小説伊勢物語」を図書館で借りたんだけど面白く読み進められないうちに返却日が来てしまったのだ。
読了日:11月13日 著者:服部 真澄
https://bookmeter.com/books/15550016

■月の鉢 (九十九字ふしぎ屋 商い中)
ハラハラドキドキはないし、設定の異常さから想像できないほどいつも心にしみる話。シリーズもなんと7冊目になった。まったりと話が進むがマンネリにはなっていない。表題作は今までもいろいろな方が扱っているテーマ。そこに最後にこのシリーズならではの存在が効いている。「仇討ち」はもし電車の中なんかで読んだら困っただろう。思わず吹き出すシーンが次々に出てくる。それなのに最後にこう来るとは。笑うのを我慢、泣くのを我慢、家で読むとそういう事がないのが良い。「一人法師」解決と共に、冬吾と周音の間が少し変化したかな?良い方に。
読了日:11月16日 著者:霜島 けい
https://bookmeter.com/books/16986017

■令和版 全訳小説 伊勢物語
う〜ん、期待したんだけどなあ。するする全部読んだのだからとりあえずは面白かったけど、看板に偽りあり。「全訳小説」とあるが全訳だけど、第四章以降はほとんど小説になってない。これは「全訳解説」だ。作者は「千年の眠りを醒ます」で、定説は業平の本気の恋の相手は二人だが、私は最初の恋はこの人だから三人!と、高らかに宣言していた。だったら全訳にこだわらず高貴な恋のお相手三人説を生かして、小説にして欲しかった。(いろいろ考えたことがあるのでコメントに書きます)
読了日:11月19日 著者:服部 真澄
https://bookmeter.com/books/15550017

■レンタルなんもしない人の“もっと”なんもしなかった話
2冊まとめて図書館に予約したらこちらの方が先に来た。ドラマになっていることも知らなかったのだが、長く待たされたのはそのせいだろう。この本の途中まで、交通費と経費以外には料金を取っていなかったことにびっくりした。てっきり職業としてやってると思ったから。途中で別居したらしいけど、結婚もして子供もいていつの間にかまた家族の話題が出てるから、完全に別れたわけでもなさそうで。そういう生き方もあるんだと別の世界を見た感じになった。以前読んだプロ奢ラレヤーさんよりなんもしない人さんの方がもっと私から遠い気がする。
読了日:11月22日 著者:レンタルなんもしない人
https://bookmeter.com/books/15479713

■雲神様の箱 (角川文庫)
続きを読む前に再読。
読了日:11月26日 著者:円堂 豆子
https://bookmeter.com/books/15012487

■雲神様の箱 名もなき王の進軍 (角川文庫)
前作を読んだ時、土雲の一族を風の谷のナウシカに出てくる腐海の木々みたいな存在と思ってしまったが、まるで違った。私の早合点だった。雄日子側の人たちは魅力的な人が多いのだが、対する大王側はちゃんと造形してあるのは雄日子側に寝返る人だけ。他は敵側の人間というだけで中身がペラペラなのは少し物足りない。土雲って今まで知ってた字と違うなと思っていたら、土蜘蛛がちゃんと出てきた!二つに分かれた「つちぐも」や神様の勢力争い、あまりにひどい目にあっている山魚様。一気にわらわらと出てきて広がった風呂敷。今後の展開が楽しみだ。
読了日:11月26日 著者:円堂 豆子
https://bookmeter.com/books/16562517


▼読書メーター
https://bookmeter.com/

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年12月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031