本「白の祝宴 　逸文紫式部日記」　森谷 明子

「千年の黙」に続けて再読。
何度か読んだのにシリーズとして続けて読んだのは初めてだったから、なんとなく違和感が。雰囲気が違う。
それはたぶん前作を書いたときは全部詰め込んで完成させてしまったから。
シリーズとして登場人物は共通しているけど、これはこれで別物だ。
千年〜はもしかしてそんなことがあったかも？と思えたが、白〜はよりドラマチックではらはらして面白かった。でも少し作り事感が見えた。
あとがきの「どうして読んでも楽しくない日記をたくさんの人間が残そうとしてきたのか？」の答えは「序章」で最初から明かされていた！