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2020年07月02日15:07

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2020年6月読書記録

やっと図書館が本格的に再開。いろいろ借りれて嬉しい。

2020年6月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:6577ページ
ナイス数:356ナイス

https://bookmeter.com/users/2134/summary/monthly
■朱華姫の御召人 かくて愛しき、ニセモノ巫女 (コバルト文庫)
読了日:06月02日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/8043230

■朱華姫の御召人 かくて恋しき、花咲ける巫女 (コバルト文庫)
読了日:06月02日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/8240512

■いつか僕もアリの巣に
読了日:06月04日 著者:大河原 恭祐
https://bookmeter.com/books/28427

■妄想国語辞典
読了日:06月04日 著者:野澤 幸司
https://bookmeter.com/books/13638794

■ばけもの好む中将 九 真夏の夜の夢まぼろし (集英社文庫)
九巻にもなるのにダレないでやっぱり面白いのは素晴らしい。皇太后は孫の姫宮が可愛くてたまらず、産んだ梨壺の更衣にとても好感を持ってくれているのは平和で何よりだ。でも弘徽殿の女御が、自分の息子が梨壺の妹に恋してるなんて知ったら一大事になるだろう。東宮はそれが分かっていて、真白は知らない。そのすれ違いで引っ張るのではらはらする。もう、どうなることやら。
読了日:06月04日 著者:瀬川 貴次
https://bookmeter.com/books/15782293

■暗夜鬼譚 春宵白梅花 (集英社文庫)
ばけもの好む中将の新刊を読んだら、なんとなく再読したくなって久しぶりに読んだ。読んだのは家にある平成六年に出たスーパーファンタジー文庫。(集英社文庫版はおまけがついているらしい、いいなあ。)これが作者が初めて書いた平安ものだけど、手慣れている感じで安心して読める。今まで何度も読んだので登場人物はちゃんと覚えているが、ストーリーはおぼろげながらなので面白くて、楽しんだ。
読了日:06月05日 著者:瀬川 貴次
https://bookmeter.com/books/10911624

■暗夜鬼譚 遊行天女 (集英社文庫)
続けて再読、登録はこちらの文庫で。一条はきちんと書いてないけどあの方。そう思って読んでいたら私の脳内で羽生結弦くんの姿が浮かんできた。(私はフィギュアスケートが好きなんです。)そうなったら夏樹は?宇野昌磨くんしか思いつかない。一条の師賀茂の権博士は、アイスショーで和風の衣装が結構似合ってたステファン・ランビエール先生でよろしく。気品のある弘徽殿の女御は荒川静香さん。深雪は村上佳菜子ちゃん。他にも次々思いついてすごく楽しくなった。
読了日:06月06日 著者:瀬川 貴次
https://bookmeter.com/books/11823481

■暗夜鬼譚 夜叉姫恋変化 (集英社文庫)
旧版で再読したけど登録はこっちで。恋はするつもりはなくても落ちるものとか。夏樹もまさにそのパターンね。障害はてんこ盛りで、夏樹の性格からも一歩下がってしまうし。姫も夏樹じゃない相手に恋に落ちた様子。到底成就するはずはなく切ない。瀬川さんは、この時代の人ならこう解釈するだろう、現代ならこういうことだと思われる、という話が割りとある。そういうのは私が好きなテーマなので、今回の夜叉姫のことも哀しいけれど良いと思った。ここにもしあおえがいなかったら、ずいぶん暗いムードになっただろう。あおえ、頑張った!
読了日:06月08日 著者:瀬川 貴次
https://bookmeter.com/books/12643621

■カルバニア物語19 (CHARA コミックス)
最近はほとんど漫画を読んでいないのだがこれは別。恋愛が絡むのもそれほど好きじゃないはずなのに、やっぱりカルバニアは別。女性が生き生きと描かれているがとても抑圧されている。国で一番偉いはずの女王タニア、しかもなりたくてなったわけでもないのに、周りから王とはこうあるべきとがんじがらめに縛られてる。望んでなった、国で初めての女侯爵エキューでも月に何日か色の濃いドレスと香水で血の匂いをごまかし公務。女癖の悪いナジャルの周りには当然寵姫が。でももしかして外国のおかげでこの国に転機が訪れるかも。今後が楽しみだ。
読了日:06月09日 著者:TONO
https://bookmeter.com/books/15734015

■さよなら願いごと
読む前は、なんとなくお花つながりのほっこり連作短編かと思っていたけど、暗い雰囲気になってきて気持ちを切り替えて読んだ。そこそこの中途半端な規模の地方都市。そこかしこに親代々ずっと住んでいる人がいて、そういう人は一皮むけば「あの時は・・・・」と覚えている。頑固な偏見で思い込みは強化され、済んだはずの昔のことを掘り返すのは危険な行為。そういう事に無頓着だった子供たちだが、だんだんそれが分かってきたことを、成長したと言って良いのだろうか。ラストがかなり駆け足の説明だったのが少し残念だったが、面白かった。
読了日:06月10日 著者:大崎 梢
https://bookmeter.com/books/15878801

■#名画で学ぶ主婦業
面白かった!子育てネタが多かったので、いっそう親近感がわいた。発想が凄い。ただ、ある一部分を切り取り、製作者が全く意図しない文章を乗せるとこういう事もできると知り、怖いとも思った。この本では絵画本来の解説がついているのでその心配はないが。私のベストはカバーにも採用されている「私もう去年役員やったから」。セリフと表情があまりにマッチしている。
読了日:06月11日 著者:田中 久美子
https://bookmeter.com/books/13037709

■万国菓子舗 お気に召すまま ~お菓子、なんでも承ります。~ (マイナビ出版ファン文庫)
読了日:06月12日 著者:溝口 智子
https://bookmeter.com/books/10355741

■早坂家の三姉妹 brother sun (徳間文庫)
途中まですごく面白いと思って読んでいた。ただ誰も彼もカップルになっていく様子が、サクサクしすぎていてなんだかちょっと引いてしまった。ドロドロになってもおかしくない状況で、やけにさわやか。謎も解けてすっきりし、その後の報告もあり。ああ、東京バンドワゴンね!
読了日:06月13日 著者:小路幸也
https://bookmeter.com/books/4024703

■暗夜鬼譚 血染雪乱 (集英社文庫)
再読。深く付き合っているわけではないのに、深雪には賀茂の権博士とその偽物の区別がつくのはやっぱり血筋?生意気な真角少年だが、でき過ぎの兄を持つ苦労は理解できる。ある程度の才能はあるのだから、兄が違えば悩まなかったかもしれないのに。悩んだ末に選んだ進路だから、きっと頑張れる!最初はイラっとさせられたが、だんだん応援したくなった。
読了日:06月14日 著者:瀬川 貴次
https://bookmeter.com/books/13451711

■きたきた捕物帖
育ちと環境から本人も周りも大人扱いだけど、北一はまだ子供だといってもいいくらいの少年。けなげだわ〜。こういう子を宮部さんが書いたら全力で応援したくなるに決まってる。あと何年か仙吉親分が生きていてくれたら、きっと北一は使える男になってただろうに。でもそれでは物語が始まらない。今まで親分の陰に隠されていたおかみさんは、北一のことを分かってくれていた。不思議な縁で知り合った、風呂屋の釜炊きの喜多次とは、今後コンビを組みそう。だから「きたきた」ね。捕物帖といっても、まだお役目ではなく何となくなんだけどこれからは?
読了日:06月16日 著者:宮部みゆき
https://bookmeter.com/books/15882397

■これは経費で落ちません! 7 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)
今回はいろいろなことに、まったくその通り!と思った。女性の昇進に関して、非公式ではあるが結婚の予定があるか?など聞いてくる。天天は女性を活躍させているが、それでもやっぱりなんだよね。そういう中、結婚して相手が主夫になり、自分は扶養する側になると自然体で言う由香利は素敵だな。合併でいろいろ変化が起きるが、森若さんがさりげなくフォローする場面もある。彼女はその方が良いからと理由をつけるが、やはり全体のことが見れる性格なんだろう。千晶と優芽、私は千晶は嫌いで優芽が好きだな。天天の今後が楽しみだ。
読了日:06月18日 著者:青木 祐子,uki
https://bookmeter.com/books/15769209

■探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿 (講談社タイガ)
初読みの作者さんです。大変面白く読んだのにこんな文句を言うのも気が引けるが。帯のアオリ、カバー後ろの解説、ずいぶん内容と違うと思う。こういうのは出版社の人がやった仕事でしょうけど。それに「契約結婚」って、この結婚は平安時代の貴族にとっては普通の結婚でしょう。確かに考え方がかなりねじれてる二人で私の好み。謎は解けたけど世間に知らせることは出来ず事件を糊塗したり。危機に際して声も出せず、体を動かすこともできなかったり。そういうのは結構リアルだと感じた。登場人物のだれもが弱い部分を持っているのもいい。
読了日:06月19日 著者:汀 こるもの
https://bookmeter.com/books/15750094

■水使いの森 (創元推理文庫)
世界観がしっかりしていて、登場人物も魅力たっぷり。ゆっくり語れば三倍くらいの分量をぎゅっと絞り込んでいる。賞に応募するためには仕方ないのだろうが、もったいないほどだ。主役ではないが(準主役と言ってもいいかな)一番心惹かれたのはハマーヌ。現在だと、発達障害の天才。彼とまともにコミュニケーションをとるにはそれなりの努力がいるのだが、そうまでしようとしたのはウルーシャだけだった。この二人のことだけでも一冊書けちゃう。もっといっぱい二人のことが知りたかった。
読了日:06月20日 著者:庵野 ゆき
https://bookmeter.com/books/15293173

■三兄弟の僕らは
さらさら読んだ。ごく最近読んだやはり小路さんの「早坂家の三姉妹」とよく似ていた。ドロドロになってもいいはず、というより普通ドロドロしちゃうのにあっさり納得して幸せになる。まあ、違う展開だと逆に驚くかもしれないけど。栄枝ばあちゃんの存在が光っていた。
読了日:06月21日 著者:小路 幸也
https://bookmeter.com/books/15226693

■神招きの庭 (集英社オレンジ文庫)
古代和風ぽいけど、私には結構新鮮な設定に思えた。八百万の神々が全部本当にいて何らかの力を持ち、でも会話は成り立たない。それぞれの法則によって次々に訪問してくるのを、ともかくおもてなしして満足して帰っていただくことが絶対やるべきこと。たいして力のない神様から、あっという間に国を亡ぼすことができる神様までいる。おまけに人間も死んでから成仏しないで残っている怨霊がいるし。とんでもなく大変な世界だわ。そこに当然国の内外の政治が絡み、あーだこーだ。すごく面白かった。
読了日:06月23日 著者:奥乃 桜子,宵マチ
https://bookmeter.com/books/15769409

■私が源氏物語を書いたわけ 紫式部ひとり語り
私は源氏物語が好きで、いろいろな方の翻訳を読んでいて、ストーリー・人物関係はほぼ把握。でも紫式部日記を面白いと思っていなかった。その日記をもとに、著者が学問的に研究し、そうであっただろうということを、式部に成り代わり書いたこの本を、ものすごく面白く読んだ。書かれていることはそうだったとしか思えなくなった。特に、定子様が怨霊にならなかった(怨霊になったといわれることがなかった)のは、清少納言が枕草子を書き続けたから、というのに納得。定子様が亡くなられた後、素晴らしくすぐれた定子像を発信し続けたのだから。
読了日:06月24日 著者:山本 淳子
https://bookmeter.com/books/4244493

■まんぷく 〈料理〉時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)
どれもシリーズ物の外伝なので、ちょっと薄紙越しに覗いてる感じ。本編を想像しながら読んだ。畠中恵さんのお馴染みのシリーズでは、私はここまで来たらそろそろ栄吉は別の道に進む決断をしても良いんじゃないかと思う。ここではまた元に戻ったが。中島久枝さんはたぶん初読みだがすごく良かった。おかみさんが友達感覚と商売人との両立を小萩に教えてくれるところで、商売ってそういう事か!と納得。この方の他の本も読みたくなった。宮部さんのは最新作を読んだ後なので、この話が載ってる本を読み直したいと思っていたところでした。ラッキー!
読了日:06月26日 著者:宮部 みゆき,畠中 恵,坂井 希久子,青木 祐子,中島 久枝,梶 よう子
https://bookmeter.com/books/14853667

■うつろがみ 平安幻妖秘抄 (角川文庫)
読了日:06月28日 著者:三好 昌子
https://bookmeter.com/books/15194688

■忘却城 (創元推理文庫)
私は読んでいる小説が脳内で自然にビジュアル化することが多く、それは楽しい。だが、この話では湧き出て動き出す絵を、ダメ〜想像しては!と押しとどめないと読み続けられなかった。だって、気持ちが悪い、見たくない、そんな描写が延々と。すごくややこしい世界で、この世界に生まれなくて本当に良かったと思う。それなのに読むのをやめれない。登場人物に引き込まれる。ゆっくり考えないとわからなくなるのに、先へ先へと読み進めてしまう。最後の方ちゃんと理解できてないと思うのだが、満腹感が大きくてすぐには再読できない。すごい小説だ。
読了日:06月30日 著者:鈴森 琴
https://bookmeter.com/books/13442868


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