枕草子はその時のことを書いたのではなく、ずっと後になってキラキラ輝いていたことだけを書いたものだ、という説があり私もそうだと思っている。
ただ小説だしこれもありかな。
女房や女童が登場する小説はたくさんあるが、もっと下の身分の子が主人公なのは興味深かった。
そして平安時代は子供を育てるのはほぼ母親かその縁者で、男親はあまり関わらないのね。行方不明の娘と出会った父が、娘が今までどうやって生活しているのか聞くこともなく、今後のことも娘が行き先があると言えばあっさり「あ、そう」。
萌黄が父を頼ることにしてほっとした。
ログインしてコメントを確認・投稿する