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2019年11月15日12:39

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映画「パルプフィクション」饒舌なアクション映画。

オープニングからハラショーな展開。これがラストシーンでもある。

バニーとパンプキンが強盗計画を企てていた。最近の強盗事情に通暁したパンプキン。これから二人が銃を取り客席を席巻するのだが、シーンはヴィンセントとジュールスの会話に転ずる。闇組織のアタッシュケースを略奪されて多少イラついていたアムステルダム帰りのヴィンセント。略奪した若い連中のアパートに入り、ハンバーガーについての見解を長々と講釈したのち、次々とあんちゃんたちを狙撃。と、便所にはひとり残されていた。こいつが至近距離からピストルを数発発砲する。が、二人はかすり傷ひとてつ負わなかった。黒人・ジュールスはこれは神の思し召しだとしてギャング稼業から足を洗うことを決意。してはみたものの厄介なことに帰りの車の中で、ヴィンセントがマービンという男に銃をチラつかせているうちに暴発し、車内は血まみれになる。

死体を積載した車はヴィンセントの友人宅に停まる。そしてウィンストンという掃除屋を呼び出す。彼は紳士的に洗車の段取りを二人に話す。上目目線のウィンストンに腹を立てるヴィンセントだったが、ここはウィンストンに任せておけとジュールスに諫められ、指示に従い、車はキレイになって廃車工場へ送られる。Tシャツと短パン姿を笑われたが二人はファミレスに行く。ここで冒頭のシーンにつながっている。

一方で、組織の大黒柱・マーセルとプッチがナイトクラブで談義している。ボクサーのプッチに八百長試合をするよう要求するマーセル。カネを渡して話は成立する。ところが、プッチは試合にいとも簡単に勝ってしまう。ボクシング会場から逃げ出すプッチ。転がり込んだタクシーの中で女性運転手から試合の相手が死んだことを告げられる。さらには人殺しってどいう感じ? と問われる。運転代金を大目に払って口止めをするプッチは翌日、ファビアンがプッチの父の形見の時計をアパートに忘れたことをなじる。しかたなく、プッチは時計を探しにアパートに向かい、誰もいないことを確認して部屋に入る。時計はすぐに見つかった。が、トイレでクゾを垂れていたヴィンセントに気づき、かれの置いておいた銃で一発発砲するやヴィンセントはあの世へ。

マーセルはひとりでハンバーガーショップからの帰り道、プッチにクルマに轢かれる。気づいた時にはプッチが質屋へ逃げていたことを知り、二人が質屋に入る。ところがこの質屋のおやじがゲイでSMマニアだった。監禁されたマーセルとプッチは身体を拘束されるもさすがはボクサー。相乗りしてきた警官と質屋の二人を叩きのめしてしまう。マーセルは八百長試合の件は水に流すが、二度とこの地には戻るなと約束させる。ファビアンとバイクでブッチはどこ行く当てもなく逃げていく。

死んだキャストが蘇生したように映画に再登場する構成。

ミアはマーセルの妻だが一晩だけヴィンセントに預けられ警護をする。行きつけのバーに出かけその帰り、ミアはコカインとヘロインを間違って嗜んでしまい心臓が停止してしまう。見つけたヴィンセントが顔を青くして知人のところへ急いで、アドレナリンかなんかの注射を施しミアは生き返る。

なんともクレージーな出来事の短編映画の集積だが、理屈なく面白いというしか言葉はない。ジュールスが人を殺める際に必ず聖書のエゼキエル書をそらんじるシーンなんかもぶっ壊れていてこそばゆい。タランティーノの最高傑作。
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