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2019年09月23日18:14

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30年前の場所

ここに書いてるということは狼電さんへの私信です。

先月に普段向かわない方向のバスに乗ろうとして、路線を間違えてしまいました。そのまま間違いついでに進んで降りたのは、豊平区西岡。
30年くらい前に済んでた場所周辺はすっかり様変わりしており、私の住んでた建物は無くなっていました。近くで友人達が住んでいた建物も無し。
当時は気づかなかったのだけど、あの辺は集合住宅が少なく一戸建てばかりでした。そして一戸建ての住人は30年経てば世代交代して、見覚えある家の外見が古びていたり、空き家になってたり、そもそも建て替えられて違う家になってたり。
あの周辺に住んでいた頃の痕跡はほとんど見当たらなくなっていました。

西岡に住んでいた頃の自分は何してたっけ。
今の自室内に当時から残っているモノは多くありません。

当時、夢中になって遊んでいたTVゲームはどれも処分してしまい、今ではTV自体がありません。本もあの頃から一旦3倍くらいの分量に増えましたが、3年ほど前に大幅に処分して、今は当時と大差ない冊数に戻りました。内容は大幅に変わりました。自分の中核形成の元になった本は残っています。
「GREY」
「バオー来訪者」
「青の騎士ベルゼルガ物語」
いやいや、これ買ったの西岡に来る前だわ。

学生時代に購入して現存してるのは
「愛蔵版バイオレンスジャック」
「グラップラー刃牙」
くらいか。血なまぐさいコミックばかりです。

情報内容ではなく、外観が全ての立体物で今も残っているモノは皆無です。プラモデルもアメコミフィギュアもより造形の良い後発品と入れ替わりました。あの当時の棚に並べていた玩具のチープさは愛嬌があって好きでしたが、収納する空間にも限界がありますので。
今の自室には西岡居住時代の痕跡になるようなモノは残ってません。



1個だけありました。
ウルトラ怪獣ソフビ人形の当時品。
「マグニア」という怪獣です。

なにこのキモチワルイ怪獣。線虫や環形動物などの無脊椎軟体動物ぽいパーツを、無理矢理ゴジラ体型に配置した流行りからズレた形状。実在したら共存不可能くさい異形系デザインです。
しかし、このキモい容姿こそが30年間の整理処分から除外され、後発新商品にも上位互換が現れなかった唯一独自の個性的価値になりました。キモチワルイが故に生き残った生存戦略でしょう。

悪趣味も漢字をたくさん使って記述すると高尚な理論に見えます。「キモい」「ヤバい」は思考停止キーワードなので、それをなるべく使わない、使うならば話題導入の囮としてわざと使う、文章のパーツ適正を考えて配置します。

路線間違えて西岡まで行った日常から、結局キモ怪獣に収束する、いつも収束する、私の思考の安定した変わらなさは30年の痕跡でしょう。どんな薬飲んでも治りませんでした。
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