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2019年02月17日22:59

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2018年のベスト。

年が明けて1か月半、ほんとうに今さらだけど、2018年に鑑賞した映画のマイベストです。

1位 カメラを止めるな!
2位 スリー・ビルボード
3位 アウト&アウト
4位 デッドプール2
5位 孤狼の血
6位 スカイライン−奪還−
7位 スパイナル・タップ(1984年制作)
8位 1987、ある闘いの真実
9位 ブレス しあわせの呼吸
10位 来る

以下、ネタバレを含むかもしれないコメントです。

1位 カメラを止めるな!
とにかく、考えに考えぬいて作ったであろう映画が世に高く評価されたことがうれしくて仕方ない。社会現象のようになってしまったことがかえってこの作品の正当な評価を妨げているのではないかと心配になる。

2位 スリー・ビルボード
陳腐な表現しか思いつかないのが悔しいが、これが「ほんものの映画」だと思う。人間の「業」という重たいテーマを描きながら、ちっとも苦痛を感じさせない奇跡。でも二度目は当分観たくないなー。

3位 アウト&アウト
単純にストーリーの面白さでいえば昨年のNo.1。後半は必殺仕事人だった。『ビー・バップ・ハイスクール』の漫画家がこんな才人だったとは、夢にも思わなかった。

4位 デッドプール2
世間の評判のわりに行儀よくまとまっていただけの前作よりはるかにメチャクチャで面白かった。特殊能力が「超、運がいい」という設定のヒロインがご都合主義的に次々にピンチを切り抜け、主人公に「ヒデェ脚本だな!」と叫ばせる。最高。

5位 孤狼の血
東映ヤクザ映画をリアルタイムで経験していない世代にはなかなか刺激的だった。

6位 スカイライン−奪還−
火器が通用しないエイリアン相手に、それならばとインドネシアの伝統格闘術シラットを駆使して白兵戦を挑むという、小学生の妄想をそのまま映像化したみたいな、夢のような映画。

7位 スパイナル・タップ
架空のロックバンドを追ったロブ・ライナーのフェイク・ドキュメンタリー。『ボヘミアン・ラプソディー』より面白かったし、盛り上がった。

8位 1987、ある闘いの真実
現代史の実録ものなのだけれど、名もなき市民が各々自分にできることをしながら国家権力に立ち向かうという、めちゃくちゃ燃える展開だった。国の黒歴史をエンターテインメントにできる韓国映画はやっぱりすごい。『タクシー運転手』と合わせて観たい一本。

9位 ブレス しあわせの呼吸
何の予備知識もなく時間が合ったので観てみたら面白かった、去年一番の掘り出しもの。まったくジメジメしたところがない前向きな難病映画。死なせて客を泣かせるだけの邦画に見習ってほしい。

10位 来る
白石晃士がコツコツ手仕事で切り拓いた道を中島哲也が大型ブルドーザーで追いかけてきた。理屈ぬきのハッタリもここまでやればたいしたもの。クライマックスの霊能者総力戦は去年一番盛り上がったシーン(意味なかったけど)。


以下、『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』『羊の木』『ブリグズビー・ベア』『デトロイト』『500ページの夢の束』『REDCON-1 レッドコン1 戦闘最大警戒レベル』

ベストアクター…ユ・ヘジン
韓国映画でイイなと思うと、たいていこの人がイイ役で出ている。岡本信人似と言われているけど、自分の中では韓国の大倉孝二。『コンフィデンシャル/共助』を見逃しているのが痛恨。

ベストアクトレス…ダコタ・ファニング
ただの「元・天才子役」ではない。『500ページの夢の束』の演技がすごすぎた。目の演技だけで内面の変化を完璧に表現している。



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