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2020年07月01日10:49

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派遣切りよりも派遣者の給与を上げるべきだと思う

竹中平蔵の暴言に「日本企業に正社員は要らない」があ
ったはず。正確には企業は簡単に社員を解雇できるよう
にすべきだとの主張だ。使える奴は雇用されるが使えな
い奴は解雇できるようにしろというのが竹中の意見。そ
うなるとお前が真っ先に解雇されるべきだろうと思うの
だが(苦笑)さて、それは置いておいて日本企業におい
ては海外の企業と違い長らく終身雇用制度があった。こ
れは企業が定年退職まで雇用しますという感じなので労
働者は安定した生活が得られるという考えだ。そして労
働者はその安定感の中、企業に尽くす(愛社精神)とい
う構図である。そして年功序列的に昇格して給与もあが
っていく。ライフプランが立てやすいというメリットも
あっただろう。しかし、バブル経済が弾け、リーマンシ
ョックで倒産する企業が増え、また大企業ですら倒産危
機になったときその終身雇用は崩れた。その頃から「成
果主義」が叫ばれて年功序列はなくなった(それは自体
は良い事だが)がどういう訳だがこの「成果」が企業側
の匙加減でどうにでもなるようになった。例えばAさん
というサラリーマンがいたとしよう。この人が年間の売
上を1億円と目標を決めたとする。ある年に年間売上を
1億2千万円したときは当然、目標以上の成果が出たの
で成果主義から言えば120%の評価を貰えるはずだ。し
かし、企業は全体の業績が悪いことを理由に100%もし
くはそれ以下の評価をする。また逆にAさんがある年に
9千万円の売上だったときに企業は目標を達成していな
いとして評価を下げる。このとき企業の業績が良かった
としてもだ。つまり、「成果」の基準が企業側で調整さ
れてしまっているのが問題。結局、建前の成果主義で企
業側にとっては安い給与で働かせられる労働力を得るこ
とができた訳である。さらに、景気が悪い時に竹中平蔵
が進めた非正規社員制度だが結局これも企業側にとって
は安い給料で雇えてかついつでも解雇できるという実に
便利な制度ということだ。いまドラマで「ハケンの品格」
が放映されているが多少はドラマ特有の演出もあるが概
ね間違っていないと思う。あくまで企業側から見れば派
遣社員は使い捨てである。安い給料でこき使える制度だ。
そこに専門性があったとしてもである。少なくとも正社
員並みの給料を貰っている派遣(非正社員)を私は見た
ことはない。また、こういうと正社員と比べて仕事に責
任を負わなくて良いという意見が出るが派遣社員なのに
店長にされたとかというケースもある。いったいどこが
責任を負わせないだ。安い給料でほぼ正社員並みに働か
せておいて、そういう話になるといきなり派遣は責任を
持たなくて楽とか言い出す。逆にそういうことを言い出
す正社員の方が仕事に責任感がないことが多い。大体、
仕事に責任感があって取り組んでいる人がいまさら責任
感云々を言う訳がない。結局、「正社員」という身分に
胡坐(あぐら)をかいているだけなのだろう。それこそ
そういう正社員を解雇しやすいと様に法改正した方が会
社の為だと思う。本当に実力主義、成果主義を言うなら
正規社員も非正規社員も同じ土俵で競えば良い。そうな
っていないから非正規社員がこのような境遇になるので
ないか?無論、非正規社員でも正直、使えない人は残念
ながら退場して頂くことになる。

■「失業予備軍が大量に…」  コロナ休業なお423万人
(朝日新聞デジタル - 07月01日 06:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6140360
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