mixiユーザー(id:1419742)

2020年06月30日07:30

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あれ?「2位じゃダメなんですか?」と蓮舫氏が言ったとき賞賛されていたような?

蓮舫氏が「2位じゃダメなんですか?」と言ったとき世
論は「良く言ってくれた」「税金の無駄使い」とかの世
論だった記憶がある。それがなぜいまはその言葉が叩か
れるのか不明だ。政治家の無責任さはいまに始まったわ
けでもないが、大概にして国民もいい加減なものである。
当時にしてもこの言葉だけが一人歩きしていたが実際は
少し意味が違っていた。この詳しい経緯は下記に書かれ
ている。
スパコン「京」の運用終了。「2位じゃダメなんですか
?」は何だったのかを改めて整理する
https://news.yahoo.co.jp/byline/itoshin/20190909-00141136/
別にいきなり蓮舫氏は「2位じゃダメなんですか?」と
ばっさり切り落とした訳ではない。「スピードだけを求
めるのではなく大事なのは利用者(研究者)の使いやす
さ。(中略)10ペタのスパコンを開発すること自体が目
的化していないか。」「1000億円以上もの税金が投入
されることの成果がまったく見えてこない点は、改善す
べきではないかということである。」そこを踏まえて改
めて仕分け事業で「1位をとることの意義」問いたわけ
である。単に「1位」を取ることだけを目的化していた
のではないか?というのが仕分け事業側の意見であり、
利便性や学術に寄与していっての結果として「1位」に
なるのは問題ないがただ単に1,000億円も税金投入して
計算速度1位だけをとっても意味がないと言っていたの
である。そこで蓮舫氏は正確にはこう言っている「世界
一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃだめな
んでしょうか?」と。1位になる意味を問いているのだ
がそれに対する当時の文科省の回答が「世界一を取るこ
とにより国民に夢を与える」という抒情的なものだった
らしい。そんなことに1,000億円の税金を投入できるわ
けがない。メジャーリーガーの大谷選手などが時速170
kmの速球を投げるのとは訳が違う。1,000億円税金投入
して計算速度世界1位でしたではいくらなんでもってこ
とだ。今回、「富岳」が世界1位をとったがそれは単に
計算速度だけでなく使い勝手などの面からも考慮されて
四つの分野(?)で世界1位となったと聞いている。
「2位じゃだめなんでしょうか?」と言われてそれまで
ひたすら計算速度だけ追いかけてきたスパコンだったが
この発言を機に先の記事も記載されていた通り「開発側
視点から利用者側視点への転換」を行い今回の偉業とな
ったとも言えるだろう。そういう意味では決して「2位
じゃダメなんですか?」かは悪い発言ではなかったと言
えるのではないだろうか?もっとも政治家の発言を部分
切り抜いて報道するマスコミの手法が一番問題だとは思
う。

■スパコン「2位では駄目」=安倍首相、世界一の「富岳」評価
(時事通信社 - 06月29日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6138573
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