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2019年08月20日21:07

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みんなで 「どす」

本3. 木戸の椿 本3
著者 澤田ふじ子
女性で、時代物を書くのは珍しい。
と、思って図書館から借りてきたが、さらに珍しい事に 物語の舞台が、「江戸時代の京都」

しかも、拠点となる場所が 「公事宿(くじやど) 」という、今で言う 「弁護士事務所」と「旅館」が一緒になったような所。近在から 訴えをしに京都所司代にやって来た人々の相談に乗って訴状を作ったり 宿泊させたりする、実際に制度としてあった場所。
へーーー。

それは良いとして、慣れなかったのが登場人物の言葉使い。
「どす」 「どす」 「どす」 の連射、雨あられ。

年寄りも 子供も、
みんな 「どす」
例えば、

主人公の侍 「お前は そこの百姓家の子供か?」

子供 「へえ、そうどす」

うへえ・・あせあせ あせあせ

年寄りのセリフ
爺さんが言う、
「ほんま ひどい目におうたんどす。」

うーん・・・あせあせ. あせあせ

あと、事件が次々 起こるんだけど、物語の頂点までが長くて、
と、言うか 丁寧に描かれていて 、
後半は バッサリと墜落するように決着するという特徴の作風に戸惑った。

いよいよ捕り方が出張って悪人を捕縛か、
の次のシーンは のんびりした室内での 「良かったねー」のシーンになる。
毎回 そうなので 男性作家の描く 切った張った の戦いの場面が バッサリ カットされてるようで 物足りない感じがしたが、二作目を読むにあたって、ようやく慣れて来た。

そして、「どす」にも慣れた。
.



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