彫師の仕事を医療行為だと言うのにはさすがに無理があるし、それを医療行為だとしてしまったら、ほかにも網掛けしなければならない分野が多々あり、影響が大きすぎる。
したがって、この判決は妥当ではあるんやけど、それと同時にいろんな意味のリスクを低減するためにも一定のガイドラインが必要であることも間違いない。
資格を作ったり、認証制度を用意するべきではないかとの声も少なくない。
しかし、今の状況では国がそれをすることはない。
なぜなら、こういった行為はあくまでもアンダーグラウンド、グレーゾーンの隙間で黙認されているにすぎないことだから。
パチンコの貸し玉に税金がかかれへんのも、それをすれば国がパチンコを法的に認めることになってしまうから。
刺青も同じで、それを日本国における法律の管理下におくということは、それをひとつの文化として国が受け入れてしまうことになるから。
ほな、どないしたらええのか。
業界団体を作り、団体による認証制度をつくるべきなんちゃうかな。
衛生面、技術面、設備面などに一定の基準を定め、それを満たした者にのみ業界としてお墨付きを与える。
自転車についてるBAAマークみたいにね。
あれは一般社団法人自転車協会が、この自転車は協会が定めた安全基準を満たしてますよと認めたしるし。
利用者は団体の認証があるかどうかを判断基準にしたらええし、施術者も胸張ってやったらええんちゃうかな。
■タトゥー施術、「医行為に当たらず」=彫師の無罪確定へ―最高裁
(時事通信社 - 09月17日 20:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6236098
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