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2020年06月29日02:55

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まさか副島淳に泣かされるとは

たまたまつけてたテレビで、日本人の母親とアフリカ系アメリカ人の父親の間に生まれた俳優の副島淳の父親探しをやっていた。
役者としてはドラマや映画で何本か見ただけやけど、NHKのあさイチではお馴染みやし、見るともなしに見ていて、最後は泣かされてしもたやないか。

父親に一度も会ったことのない副島が持つ手がかりは母から聞いた父の名前だけ。
そこで、取材班が名前からそれらしき人物を探したところ、80年代にタレントとして活動していたらしい人物が浮かび上がってきた。
さっそく当時のことを知る人の元を訪れ、父親らしき人物の話を聞くが、個人的にいちばんよく知る人は引退して飛騨高山にひっこんでいると言う。

飛騨高山まで向かった一行、その本人は高齢のため会えなかったが、娘が出てきて副島の父親らしい人物の話をしてくれた。
どうやら、すでに亡くなっているらしいと言う事と、1度か2度結婚して、子供が居るということを教えてもらう副島。

高橋マイケルが息子さんだそうですよ。

それを聞いたとき、副島が一瞬凍りついた。

バスケットボールのレジェンド、日本代表を何度も務めたあの高橋マイケルですか。

なんと、高橋は大学までバスケットボールをやっていた副島の憧れの選手で、中学時代には高橋が出場する試合の前座に出たこともあると言う。
同じように日本人の母親とアフリカ系アメリカ人の間に生まれて同じバスケットボールをやっていたら意識しないほうがむしろ不自然であるにしても、まさか憧れの選手が腹違いとは言え自分の兄かも知れないやなんて、事実は小説より奇なりどころとちゃうもんな。

調べてみると、すでに現役を引退している高橋はロスアンゼルスに住んでいるとのことで、テレビ電話を通じた会話が始まった。
副島が用意した父親の写真を見せると、驚いた高橋は自宅においてある父親の写真を持ち出してきた。
まぎれもなく同一人物であることを確認した副島。

しかし、あくまでも母親の口から父親の名前が出てきただけなので、副島にはほんとうにその人が父親であるかどうか確信がもてない。
そこで、副島と高橋のDNAを照合してみようということになった。
数週間後、生物学的には同じ父親の子であることが確実との結果が。
副島には兄が、高橋には弟が誕生した瞬間がやってきた。

お客さんおらんでよかったわ。
泣いてるの見られたらクールでハードボイルドなイメージが崩壊してまうとこやったし。
それにしても、フィクションにしたら話がうますぎて嘘になるようなほんまの話って、あるとこにはあるんやねえ。

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