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2020年02月23日11:01

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ユーミンちゃんごめんなさい

人間誰しも年には勝てない。
頑張って老化しないよう努力してても、早いか遅いかだけで必ず衰えていく。
歌手の人は体が楽器なだけにことさら大変。
それでなくてもコンディションを保つのに四苦八苦やのに、そこへ老化が加わるとどうにもならない。
男性の場合、体質の変化ってのはそんなにないから、歌い続けてさえいれば一定の水準はキープできる。
しかし、女性の場合は閉経という山を越えたとたんに声や音域がガラッと変わってしまい、第一線から退くことを余儀なくされる場合も少なくないという。

松田聖子がジャズを唄ってるのは、声帯が太くなって高域が出せなくなったからやし、かつてのアイドルが復活しても、若い頃みたいに唄えないも同じ。
それにしても、奥居香はひでえな、おい。
中山美穂もあかんかったけど。
ランちゃんだけはさすがと言いたい。

第一線でずっとやってる人はすごいけど、やっぱり昔と比べるとちょっとどうかなってのが多い。
中島みゆき、竹内まりやはもともと音域をめいっぱい使って唄うってタイプでないからうまくやれている。
演歌のみなさんは情感とテクニックで流してる。
きついのは高域を売りにしていた広瀬香美、渡辺美里、そしてユーミンちゃんやね。
特にユーミンちゃんは聴いてるのがつらいほど上が出ていない。
CDとか配信ならそうでもないけど、ライブ映像なんかやとこれはどうしたもんかと思うくらいに。

そんな話をするとき、いつも引き合いに出すのが小田和正。
もう70やというのに、あの美しい透明感のある高音はすごすぎるではないか、なんしかオフコースの頃とちっとも変わらず衰えていないと。
82年に開催されたオフコースの武道館コンサートをCSでやってた。
いやいや、びっくりしましたねえ。
ぜんぜん違うやん、小田和正。
たぶん、音域自体はいまと変われへんのやろけど、声の艶っちゅうか厚みっちゅうか、とにかくこの時代のヴォーカルと比べると、いまの歌声は平板でペタンとしてると感じてしまうくらい差がある。

ユーミンちゃんにごめんなさいと言いたい。
衰えたのはあんただけやなかった、小田和正ですらこんなけ違ってるのを唄い方と楽曲でカバーしてわからんようにしてたのね。
小田和正がオフコース時代の歌をあんまし唄わへんのはそういうことやったんや。

そう考えると、デビュー時の曲でもガンガン唄ってるユーミンちゃんはすごいな。
もしかすると、老いや衰えも含めて変化そのものまで楽しんでるのかも知れない。
たぶん、ヘビーなファンたちもいっしょなんやろな。
すごい自信と余裕があってこそできることなんちゃいますの、それって。

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