てはーる

裏のドンキが閉店してから９ヶ月、ようやく30メートルほど離れた場所に再オープンした。
工事が始まったのは６月半ば。
あれはドンキに違いないとみんな噂するものの、一抹の不安も。
前のドンキよりは広いけど、メガドンキほどでもない中途半端さにやっぱり違うのではないかとの声も少なくなかったもので。
ドンキはどうやら緘口令を敷いてるらしく、現場の人に聞いても教えてくれない。
そのうち、２階建ての上屋が姿をあらわし、看板取り付け位置や入り口の造りなどから、ドンキであることが判明。
当初は９月末のオープンと言われていたのが遅れに遅れて12月６日に。

なんか懐かしい日付やな思ったら、今を去ること45年前、左腕の骨を２本まとめてポッキリやってしまい、約１カ月の入院。
その間、母ちゃんは病院に付き添いで泊り込み、家のことは姉ちゃんがやり、手術を受けたのが12月６日。
当日の朝、初雪が降ったことまで覚えている。

てのはともかく、夕方、用事を終えて戻ってきたら家に寄らずにドンキにGO。
ををっ、ドンペンがいるではないか。
https://photo.mixi.jp/view_photo.pl?photo_id=2320591016&owner_id=1418555
屋外でペンギンを見たのは札幌の街中と、海遊館のパレード以来やぞ。
中に入ると、そりゃもう客で客で客で、なんしか大混雑。

なんかええもんかいかな、特売で安くなってないかなと思ったけど、これっちゅうもんはない。
しかし、値ごろなのがあったら買うつもりのブルーレイプレイヤーとオーブントースターの値段だけはチェックしておかねば。
ドンキって、電気製品に時折とんでもない安いもんが出るからね。
混み合う人を押し分け掻き分け２階の電気製品コーナーに到着。
と、７０代半ばくらいのおばあさんが娘らしき連れに話してる。

これこれ、電気で沸かすポットが欲しかったんよ。
この「てはーる」ってやつ。

あ、うちの母ちゃんときみえおばちゃんだけやなかったんや。
なぜだか年寄りは小さい「つ」とか「あ」が言えなかったり、パピプペポが苦手やったりする。
たとえば、ファミリーならファーミリ、アルプラザならアールブラザ、パブロンはバブロンといった感じで。
このおばあさんもそうなんやろな。
ティファールとは言えなくて、テハールと言うてるんやわ。
うちの母ちゃんたちと同じやん。
なんかおかしくてちょっと笑ってしまった。
いや、年寄りやからって馬鹿にしてるんとちゃうんやで。
母ちゃんときみえちゃんだけかと思ってたのが、よそのおばあさんもやっぱり同じなんやとわかったことがおかしくてね。