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2019年11月23日03:15

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まりやさんの紅白初出場が公表された日に

ああ、年の瀬も近いなあと感じるものと言えば、梅田スカイビルのドイツクリスマスの始まりと、コンビニで流れてくる山下達郎の「クリスマスイブ」。
そう、あれは昭和61年の大晦日のこと........。
いや、まあええか。

昔から、もしも結婚をすることがあるのならあんな感じになりたいなと思っていたのが山下達郎・竹内まりや夫妻。
年上の達郎がまりやさんの掌の上で気持ち良さそうに転がされていて、それでありながら、まりやさんは常に達郎へのリスペクトを欠かさない。
いろんな意味でパートナーなんやろね。
どっちが偉いわけでも、どちらかが威張るわけでもなく、互いに互いを認め合っていつまでも穏やかな愛し方でいっしょに過ごしていく、理想の関係やわ。

で、今日、今年初めてコンビニの店内でクリスマスイブを聞いた。
83年の発表やから、今年ですでに36年目。
同じ年にはチェッカーズが「ギザギザハートの子守唄」でデビュー。
中森明菜の「セカンドラブ」、細川たかしの「矢切の渡し」がヒットしたのもこの年。
佐野元春が最初にして最大のヒット、「SOMEDAY」を出したのは前の年やね。

この「クリスマスイブ」なにがすごいって、たったワンフレーズで昭和の男の子のすべてを表現してるとこなんよな。
「かならず今夜なら言えそうな気がして」
10年以上前の日記にも書いたけど、これを分解すると、昭和の若者がどんなだったか、はっきり浮かび上がってくる。

かならず・・・・言う
今夜なら・・・・言える
言えそうな・・・・言えるかも知れない
気がして・・・・やっぱり駄目かも

かならずから始まって、気がしてで終わってるんやで。
平成の若者なら、そんなこと考える前に言うてもてるんちゃうか。
ところが、昭和の若者は言いたい気持ちを胸に秘めながら、時間だけが過ぎていくのを見送ってしまいがち。

結果、「心深く秘めた思い叶えられそうにない」わけやね。
実際はこの分が先に来て、かならず今夜ならが受ける形なんやけど。
叶えられそうにないし、それどころか告白すらできていない。
でも、もし今夜、彼女がやってきたら好きだと言えるかもしえない。
ところが、冒頭ですでにわかってるんよな。
きっと君は来ないひとりきりのクリスマスイブって。

なんとも切なくいじましいやありませんか、昭和の男の子、昭和の若者。
わしやわし、わしもそのひとりやったっちゅうの。
だから、この曲を聞くたびに、そんな青かった自分が懐かしく、甘酸っぱい思い出と共に蘇ってくるのさ、ぽてちん。
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