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2019年07月24日01:39

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松ちゃんが声をあげた意味

宮迫、田村亮問題でテレビは持ちきり。
当人たちの記者会見を経てダウンタウンの松ちゃんが仲裁に乗り出した。
NSC1期生の松ちゃんが声をあげることは大きな意味があると思う。
さんまも個人的に宮迫救済を口にしてるけど、さんまと松ちゃんでは立ち位置が違うからね。
どっちが大物かっちゅうと、それはキャリアからしてもさんまのほうが上で、いまの吉本にそれより上と言えるのは西川きよし、桂文枝、笑福亭仁鶴くらいしかいない。
相撲で言えば横綱がこの4人で、ダウンタウンは大関にあたる。

四天王と言うべき世代の人たちと松ちゃんの世代には明確な違いがある。
いま、吉本の屋台骨を背負っていると言えるのはさんまちゃんを除けば、ほぼ松ちゃんのグループに属している。
以前なら紳介がさんまちゃんと並んで旧世代と新世代の橋渡しをしてたけど、いまはさんまちゃんが唯一の牙城を守ってるわけやね。
さんまちゃんの世代までは芸人になるにはまず師匠を見つけて、内弟子として3年ほど師匠の家に住み込んで身の回りの世話をしたり、付き人を務めたりしながら勉強する必要があった。
その間、生活の面倒は師匠が見ており、芸人として見込みがなければ途中で淘汰されていった。
だから、芸人の数が劇的に増えることもなく、仕事をわけあいながらどうにかこうにか食えるようにはなっていた。

松ちゃんは吉本興業が業界で初めて開設した養成所、NSCの一期生。
同期にはハイヒール、トミーズ、内場勝則らがいる。
82年から始まった大阪の成功を受け、95年からは東京でも開校している。
NSCの卒業生は本人が望めばほとんどが吉本興業の所属になれたので、所属タレント数が爆発的に増え、結果的に芸だけでは食えない人を大量に生み出すことになった。
質から量は生まれないが、量から質は生まれるとの方針転換が起こったのがNSC以降で、今回問題になった芸人たちを含め、いま現在活躍中の吉本芸人のほとんどがここに含まれる。
だから、大御所といわれる人や、松ちゃんより上の世代で今回の問題について発言してるのはさんまちゃんだけやねん。
育った環境、学んできた道が違うから、会社との関係性もまた違うって自覚があるからね。

吉本のいまの大崎会長、岡本社長は松ちゃんたちの世代に属する人たちで、だからこそ松ちゃんが動かなあかんかったし、松ちゃんが動いたからこそ状況が大きく変わったってことやね。
とはいえ、NSC以前の慣習や芸人との距離感をそのまま引きずってたのもまた事実で、だからこんなことになってしもたんやけど、そこを松ちゃんがたしなめたことで、NSC出身者に最適化された吉本興業に生まれ変わるんちゃうかな。
加藤がこうやって直談判に出向けたのも松ちゃんがまず動いたからやし。
全国ではどうだか知らんけど、ボクたち関西人は小さい小さいときからつらいときも悲しいときも吉本のお笑いに助けられてきたし、こんなことで駄目になって欲しくないと切実に思ってるんやで。


加藤浩次 吉本大崎洋会長と面談終了…内容明かさず
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5718464
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