mixiユーザー(id:1418555)

2019年07月20日00:17

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きみらボーナスについてなんか勘違いしてないか

ボーナスの話をしていて、もしかすると、えらく勘違いしてる人が居るのではないかと感じてしまった。
出す側の意識ともらう側の意識がえらくずれてる。

まず、どうしてボーナスがあるのかって話やわな。
もともとは正月の餅代から始まったって説がある。
昔の奉公人は住み込みが基本で、生活が保証されている代わりに月々の給金は少なかった。
しかし、年始くらいは多少の贅沢ができるようにと、仕事納めのときに餅代と称して小遣いが与えられ、それが転じてボーナスになったとか。
そして、サラリーマン社会になってから、7月と12月にある程度まとまった金額をボーナスとして従業員に渡す習慣が広まった。

考えてみればこれもおかしな話で、外資系やと年俸を月割りでもらうようになってるのに、どうして日本の会社はそこそこの企業なら年俸の3〜5割に相当する額をあえて月給ではなくボーナスにして渡すのだろうか。
ひとつには、そのほうが会社が得をするから。
ボーナスを12等分して月給に含むようにしたら、その分は確実に払い出しになる。
でも、仮に7月ボーナスで10月に退職したらどうなるか。
ボーナスは支給される前月までの実績に基づいて支払われるものやから、7月から10月までの4ヶ月分を会社は支出しなくて済む。
7月にボーナスをもらってから退職した場合でも1ヶ月分、6月なら半年分きっちり会社に残る。
ひとりひとりは大した額ではなくても、全体で見ればけっこう馬鹿にならない金額を退職者は残していってくれるわけやね。

会社側にしてみれば、お預けを食らわすことで雇い止めに繋げられることも大きい。
ああしんどいなあ、会社辞めたいよなあと思っても、ボーナスまでは頑張ろかと思う人は多い。
いざボーナスが出ると、懐に余裕ができると気持ちにもゆとりができて、よし、次のボーナスまではとなり、何年も何年もそれを繰り返してるうちに辞めるに辞められなくなっていたりする。
それに、ボーナスが出てから辞める人が多いとわかっていたら、欠員の補充計画も立てやすくなる。
もしボーナスがなかったら、通年で辞める人が出てくるからね。
あくまでも傾向としてってことやけどな。

会社に残る人は辞める人に対して厳しい態度に出る場合が多い。
ひとつは、辞められたことへの羨ましさがあり、もうひとつにはまた新しい人を一から仕込まなければならないとの面倒さと、補充がなかったら自分の仕事がきつくなるとの気持ちがそうさせる。
だから、ボーナスをもらってすぐに辞めた人には会社の期待を裏切りやがってとか言ってしまう。
いやいや、会社はそういうかも知れへんで、今後に期待して色つけとういたからねって。
そんなアホなことあるかいな、会社は過去の実績しか評価してまへん。
過去半年の頑張りに対する査定があらわれているのがボーナス。
それを手にして辞めるのになんの遠慮がいるもんですか。
そんなもん、もらうもんもろて堂々と辞めたらよろしい。

とか言ってるボクって、もしかしてドライすぎるのかな。

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