介護脱毛ってのが秘かに流行ってるんやて

なんですか、いま巷で、主に４５歳以上の女性たちの間で介護脱毛ってのをするのが秘かに増えてるんですって。
介護と脱毛って、いまいちなんのことかわからんし、４５ならまだ介護の心配する年やないはずやのに、なんのこっちゃいな。
簡単に言うと、将来、介護されるときに備えて、アンダーヘアを脱毛してしまうってのが介護脱毛なんやて。
女性が主に受けてるってのは、やっぱり複雑な形状してるだけに介護の際に毛が邪魔になるかも知れないって思いが強いのと、男の場合はそんなもんわしの問題ちゃうわと思ってるからなんやろね。

方法は通常のそれと同じレーザー脱毛なんやけど、ほかの体毛と比べて太くて強い場合が多いから、かなりの痛みを伴うとのこと。
過去にひとりだけ大人の女性でお金かけてそれをやってる人に遭遇したことがあるけど、あれはあれでなんとも不思議な眺めやったなあ。
セクシャルな意味では毛はあっても萌えるしなくても萌える、どっちもどっちでどっちもよいと相田みつをみたいなことを言いたくなってしまう。
たぶん、これをやる人ってのはそういうのはもうどうでもよくなってる層なのかもな。
そう思ったら、そういう人が、しかも４０代に増えてるってのはちょっと萎えるかも。

アンジェリーナ・ジョリーが、将来乳がんになる可能性をなくすためにおっぱいを切除したってのがニュースになったやん。
なんか、それに通じるもんを感じてね。
来るか来ないかわからない将来に備えてセクシャリティ、いや、エロスに深く関係するものを捨ててしまうって、果たして人間的といえるんやろか。
過剰に悟った人、わかりすぎてる人って感じで、あまり好きになれない。
個人の問題なんやから、他人がよやかくいうことではないんやけどね。
そうそう、生きることにこだわるあまり、なんのために生きるのかを忘れてしまっているようにも思うねん。

ちなみに、なんで４５歳くらいで始める人が多いかと言うと、レーザー脱毛ってのはメラニン色素に反応する作用を使ってやるので、その毛が黒くないと効果がない。
つまり、白くなってしまってからでは手遅れだから黒いうちにやろうとすると、４５歳くらいになってしまうんやと。
それもまたびっくりしてもた、自分が上も下も黒いから知らんかったけど、４５くらいってもうそんなことを意識せなあかん年齢なんやね、ぽてちん。