ハロウィンパーティーの報告が写真と共に送られてきた。
何枚も送られてきたけど、真っ先に届いたのがSさんの分。
いちばん気にしてたのはボクだけじゃなかったのね。
はたしてSさんのハロウィンはどうなったのか。
結果はボクたちに希望、そしてSさん自身にも希望をもたらすそれとは真逆。
すんのかいせんのかい。
いや、もっとすんねん。
世良公則パターンできよった。
つまり、つけてるうえからさらにかぶるという最悪の結果に。
ボクたちはみんな、変身したボクを期待してくださいとSさんがいうから、とうとう生まれ変わる瞬間に
出会えるのね、やっとSさんと話すときに目を泳がせずに済むようになるのねと最大限の期待をしていた。
ところが、やってきたSさんはタイガースのユニフォーム姿、背番号は6で頭にはしっかりしっかりしっかりしっかりしっかりしっかりしっかりしっかりHTマークの黒い野球帽をかぶって仕上げてた。
その写真を見た瞬間の落胆は、言葉にできへんほどやわ。
せっかくのチャンスをこういう形で逃すとは。
チャンスの女神は前髪だけ、通り過ぎてからつかもうとしても無理なんやぞ。
前髪もないSさんには最初からチャンスをつかむ術すらなかったというのか。
あ〜あ、酒飲んで寝よ。
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