昨日、自民党総裁選の事を書きました。
本当は各候補についても書こうと思ったのですが、
長くなりそうなので、今日に回しました。
昨日も書きましたが、僕は自民党員でも党友でもありません。
だから投票は出来ませんが、僕が感じるままを書いてみます。
マスコミの報道では、河野氏が優勢と言われています。
これまでの自民党の古い体質を改革するのは、河野氏だとの期待もあるようです。
しかし、僕は、河野氏は、格好ばかり付けているような感じがします。
発信力はあるのかも知れませんが、
実際に国を動かすとなると、どうなのだろうと思います。
防衛大臣当時のイージスアショア問題のように、
地元関係者への根回しや丁寧な説明など、
きちんと手続きを踏まないまま独断で決めてしまう傾向があります。
ワクチン担当大臣としても、勢いよく発信しますが、
準備が整わず現場が混乱したように感じています。
原発に関する態度もどうも歯切れが悪い感じがしています。
責めるのには強いが、守りが弱いタイプなのかも知れません。
岸田氏は、腰が定まらない印象があります。
昨年、政調会長当時にコロナ対策として、
減収世帯への30万円給付案を決めておいて、公明党からの横やりで撤回し、
一律10万円の給付金になりました。
今回の総裁立候補に当たっても、モリカケ問題の国民への説明を言っておきながら、
数日後に再調査を否定しました。
色々な人の話を聞いて軌道修正する柔軟性があるとも言えますが、
バランス感覚は一番良いのかも知れません。
女性として初の総理大臣を目指す高市氏ですが、
発表された政策は、安倍前総理の影が見えると言うようなレベルではなく、
完全に安倍前総理のコピーのように感じました。
サナエノミクスには失笑してしまいました。
高市氏は安倍前総理の後継を公言していますし、
日本会議など右寄りの政治勢力の代表なのでしょう。
彼女の言っている天皇を男系男子に限るとか、夫婦別姓への反対とか、
古色蒼然たるアナクロニズムだと思います。
現代の日本の総理大臣としては相応しくないと思います。
高市氏がどれだけ自民党員の支持を得るのかに興味を感じています。
自民党員の中で、どれだけ右派の支持者がいるのでしょうね?
野田氏は、郵政民営化問題で一時自民党を離党していますが、
以前から自民党の女性政治家のホープと言われて来ました。
そうした事から、総理大臣への執念があるのでしょうか?
その政治的な立場が、必ずしも明確ではないような気がしますが、
彼女のアキレス腱はご主人のような気がしています。
ご主人は指定暴力団・会津小鉄会の昌山組に所属していた元暴力団員である事は、
裁判で明らかになっています。
僕は、元暴力団員であっても、
キッパリと足を洗って更生して、真面目に正業に就いているのならば、
何ら問題にはならないと思いますが、自民党員がどのように感じるでしょうか?
一方で、野田氏のお子さんは障害を持っているとの事で、
その事によって福祉政策などは、実体験に基づく政策を進めるような気がします。
それ以外の政策がどのようになるか分かりませんが、
森友問題の再調査を行うとの事ですから、3氏とは明確に違うような気がします。
自民党総裁選では初めて女性2人が立候補しました。
どちらかが総裁になった時に、女性を意識した政治にはなりそうな気がします。
野党側としては誰に総裁になって欲しいかと考えました。
1番目は高市氏でしょうね。
安倍前総理の政治を引き継ぎますから、攻める所は沢山あります。
河野氏も、脇が甘い感じがしますので、批判はしやすいかも知れません。
岸田氏は、柔軟性があるような感じがしますので、
批判が難しいかも知れませが、
鋭い批判に耐えるふてぶてしさがないようにも感じます。
そういた点からすると、1番なって欲しくないのは野田氏かも知れません。
自民党代表を選ぶだけの、いわば内部の選挙ですが、
マスコミの取り上げ方は異常な気もします。
僕は見ませんでしたが、
今日は、NHKが4氏の討論会を生中継していました。
自民党からマスコミに出来るだけ取り上げるような要請があるのでしょうか?
【今日の一句】
それも良し あれも良しでは 決まらない
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