新型コロナウイルスの感染が報じられるようになってから、
余り聞かない横文字の言葉が使われるようになりました。
クラスター(cluster)もその1つですね。
クラスターは、「房」、「集団」、「群れ」を意味する英語です。
僕は、クラスター爆弾は知っていましたが、
疫学で使うのは知りませんでした。
疫学では、
近接して発生する特定の疾患が異常に高い発生率である集団を指すようです。
今回の新型コロナウイルス対策では、
連続的に集団発生を起こし(感染連鎖の継続)、
大規模な集団発生につながりかねないと考えられる患者集団を指すとの事です。
栃木県内では、6月2日に実家に帰省中の埼玉県在住の男性の感染が確認されて以来、
25日間感染者が出ていませんでした。
しかし、27日に宇都宮市内のキャバクラに勤める女性3人の感染が確認されて以来、
28日には更に5名の感染が確認され、
29日には、従業員の家族など2名の感染が確認されたとの事で、
県では、県内における初のクラスターと判断したようです。
元々は、県外在住の感染者が22日にそのキャバクラに来店し、
その濃厚接触者として検査を受けて感染が確認されたようで、
更に感染者が増えるかも知れません。
栃木県内は、もう大丈夫かなと思っていた矢先の事でした。
まだまだ油断が出来ませんね。
東京都では、今日も54人の感染が確認され、5日連続で50人を超えています。
神奈川県でも31人、この内横浜市では28人と報じられています。
埼玉県も増加傾向にあり、この内の多くが都内で飲食したとの事で、
大野埼玉県知事は、東京都内での飲食を控えるよう要請しています。
都内から周辺地域に感染が滲み出しているのかも知れません。
特にクラスターになっているのが、キャバクラやホストクラブなどの、
接待を伴う飲食店と報じられています。
僕はキャバクラには行った事がありません。
どのような感じの店か分からないのですが、
女性が傍で話し相手になってくれるのだとすると、
濃厚接触に当たる事は間違いなさそうですね。
営業の自粛を要請しても、ここまでの経過もありますから、
ほとんど店が従うとも思えません。
クラスターになる可能性が高いならば、
従業員の給料なども含めて、キチンと損失を補填して
休業をお願いする以外ないような気がします。
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