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2020年06月29日18:24

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伊東温泉へ・・・

 一昨日は、友達に誘われて静岡県の伊東温泉に行って来ました。
 伊東に行く前に、熱海で降りて、秘宝館に寄って行きました。
 1970年代から全国各地に秘宝館が出来ました。
 有名な温泉地には必ずあったような気がします。
 栃木県内に鬼怒川温泉や塩原温泉、宇都宮ICの近くなどにありました。
 しかし、1990年代になると、団体旅行の減少とか女性の旅行の増加などにより、
 急速に姿を消したように感じています。
 しかし、熱海には今も残っていて、全国唯一との事なので、
 以前から行ってみたいと思っていました。
 しかし、どうも一人で行くのは躊躇いがあったので、
 これまで行きませんでしたが、今回は一人ではなかったので、行ってみました。
 秘宝館は、熱海ロープウェイで上がった所にあります。
 熱海ロープウェイは、
 全長273m、高低差96mと日本一小さなロープウェイとアナウンスがありました。
 秘宝館は、館内撮影厳禁と言われたので撮れませんでしたが、
 詳細は下記のサイトで分かります。
 https://www.asoview.com/note/612/
 内部は、昔の秘宝館のように
 性風俗に関係する物品を陳列するコーナーもありましたが、
 映像などを使ったコーナーもあり、アダルトビデオのような映像もありました。
 春画のコーナーもあって、渓斎英泉の作品が多く展示されていました。
 まぁ面白いと言えば面白いですし、何て事ないと言えば何て事ない施設でした。
 一番驚いたのが鯨の雌雄の生殖器でした。
 何の鯨かは分かりませんでしたが、大きかったです。

 秘宝館から来宮神社に行きました。
 ここは大楠が御神木になっている神社ですが、
 大楠の周囲が工事中になっていました。
 しかしこの木は荘厳です。

 来宮から伊東に向かいました。
 伊東市で、昔の温泉旅館である東海館に行きました。
 1928年(昭和3年)から1997年(平成9年)まで営業していた旅館で、
 現在は市の文化施設になっています。
 日帰り入浴も出来るのですが、新型コロナウイルスの影響でお休みでした。
 とても贅沢な作りの良い建物だと思いました。

 東海館から木下杢太郎記念館に回りました。
 誰もが木下杢太郎って誰?の状態でした。
 中には映画監督ではないかと言っていた人もいましたが、
 それは木下惠介ですね。
 木下杢太郎は、1885年(明治18年)に生まれた皮膚科の医師で、
 大学の医学部の教授を務める傍ら、
 詩人、劇作家、翻訳家、美術史・切支丹史研究家として活躍した人でした。
 1907年(明治40年)、与謝野鉄幹の新詩社の機関誌、『明星』の同人となり、
 1908年(明治41年)、年初に新詩社を脱退し、暮に筆頭発起人として、
 『パンの会』を立ち上げました。
 森鷗外に勧められて皮膚科に進んだようですし、
 文学上での交遊も、夏目漱石、北原白秋、吉井勇、上田敏、永井荷風、荻原碌山、
 小山内薫、高村光太郎、武者小路実篤、谷崎潤一郎らと多彩でした。
 展示品の中に、石川啄木の年賀状がありました。
 石川啄木は、1912年(明治45年)4月13日に亡くなっていますが、
 1912年の正月の年賀状でした。
 「相不変ず 廃人どうようの体」と書いてあり、
 苦しい闘病生活の様子を示していました。
 東北大学医学部の教授だった頃には、
 建築家のブルーノ・タウトとも面識があったようです。
 今回、初めて木下杢太郎を知る事が出来ました。

 翌朝起きたら激しい雨でした。
 予定していた所は全部取りやめて、
 「象牙と石の彫刻美術館ジュエルピア」に行ってみました。
 象牙は、ワシントン条約によって国際取引が禁止されています。
 ですから新しい象牙は輸入出来ないと思うのですが、
 アフリカでは、まだ密猟が絶えないようですし、
 マンモスの牙が代用品として使われているとの話もあります。
 この美術館は、個人が蒐集された象牙の作品ばかりでなく、
 中国で玉と呼ばれる翡翠の彫刻、一枚の板に彫られて彫刻など見事でした。
 さらには、長大な天然石による象嵌の
 「楊貴妃伝」と「西遊記」なども素晴らしかったです。

 日本の作家による象牙彫刻もあり、帆船日本丸などは帆の感じまで再現されていて、
 素晴らしいと思いました。
 中国の長い伝統を踏まえた技術はとにかく素晴らしいと思いました。
 象牙の球体の内部に何10層にも及ぶ球体があり、それぞれが動くとの事でした。
 その他、小さな人物も表情豊かに彫られていました。
 翡翠の彫刻も、石の硬さを感じさせない位柔らかな感じでした。
 「楊貴妃伝」は、かなりエロチックな場面もあり、
 秘宝館に戻ったようだとの声もありました。
 美術館について、詳しくは下記をご覧下さい。
 http://jewelpia.com/

 象牙の美術館から熱海に戻って、
 駅前のレトロなレストランで食事をして帰って来ました。
 新幹線に乗ったら晴れて来て、少し帰るのが早かったかとも思いましたが。

 写真を撮って来ましたので、宜しければご覧下さい。
 http://photozou.jp/photo/album/2882708


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