mixiユーザー(id:1417947)

2019年12月07日21:18

131 view

イノシシ・・・

 亥年も間もなく終わりますが、
 ここのところイノシシのニュースが多いように感じています。

 今月3日には、東京都足立区の荒川の河川敷で目撃されました。
 走り回る姿が、テレビのニュースでも放送されましたので、
 ご覧になった方もいらっしゃるかも知れません。
 このイノシシ、4日には20km離れた埼玉県富士見市で捕獲されたとの事です。

 今朝の下野新聞によると、
 栃木県の南端の野木町、小山市、栃木市で目撃や捕獲数が急増しているとの事です。
 野木町では、台風19号が通過した後の1か月で15頭捕獲したとの事で、
 前年までの捕獲頭数が年間で概ね1頭程度だった事からすると、
 異例の事態になっていると報じられています。
 野木町には3か所の罠があり、捕獲されるのは、生後1年程度の幼獣が多いとの事です。
 その外、小山市でも台風通過後1か月で11頭捕獲していますし、
 栃木市でも例年余り目撃情報のない地区で、
 20件程度の情報が寄せられているとの事です。

 その理由として挙げられているのが、渡良瀬遊水地の冠水です。
 渡良瀬遊水地は、栃木県・群馬県・埼玉県・茨城県の4県にまたがり、
 約33㎢の広大な面積を有しています。
 今回の台風でも、渡良瀬川、巴波川、思川の3河川の水を溜め、
 3河川が流れ込む利根川の水量を調整して、
 利根川流域の災害を未然に防いだと思います。

 渡良瀬遊水地には、第1調節池、第2調節池、第3調節池があり、
 第1調整池の一部がコンクリート張りの谷中湖になっていて、
 谷中湖を除く第1調節池の大部分と第2・第3調節池は
 増水時のみ貯水する構造になっています。
 敷地内にはゴルフ場もありますが、他には人工的な工作物も余りなく、
 広大な原野が広がっていますので、イノシシにとっては、格好の住処なのかも知れません。
 しかし、そこに台風19号の冠水です。
 総貯留量2億㎥の最大95%に達したとの事ですので、
 イノシシも逃げ出さざるを得なかったのでしょう。
 イノシシが一斉に堤防を越えたり、河川敷に逃げたようで、
 その数は100頭を超えると報道されています。

 昨日、栃木・茨城・群馬の3県知事が、安倍総理に豚コレラ対策の要望を行いました。
 栃木県内では、まだ豚コレラは発生していませんが、
 かなり危ない状況にあります。
 本年12月2日までに岐阜県、愛知県、長野県、滋賀県、大阪府、三重県、福井県、
 埼玉県、山梨県の1府8県での発生が確認されています。
 また、本年9月13日以降、岐阜県、愛知県、三重県、福井県、長野県、富山県、
 石川県、滋賀県、埼玉県、群馬県、静岡県、山梨県の12県の野生イノシシから、
 豚コレラの陽性事例が確認されています。
 豚コレラの原因として、野生のイノシシからの感染が考えられています。
 県では、来月から野生のイノシシ用の豚コレラワクチンを
 餌に混ぜて散布する事を決めているような状況にあります。

 今回、遊水地から逃げ出したイノシシが、
 豚コレラウィルスを保有している可能性もあります。
 栃木県南部は、畜産業が盛んな地域です。
 十分な対策を講じないといけないと思います。


5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年12月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る