今日は、映画を観に行って来ました。
観た映画が「アンノウンソルジャー」でした。
これは観ようと思っていたのですが、チョッと勘違いしていて、
明日までなのに昨日気が付いたので、行って来た次第です。
観に行ったのは、いつものヒカリ座です。
ヒカリ座は自動券売機があるのですが、係の人がボタンを押してくれます。
今日の女性から一般ですか?と訊かれたので、
お礼を言ってシニアにして頂きました。
アンノウンソルジャーは、フィンランドの映画です。
フィンランドの古典的名作小説「無名戦士」を映画化したもので、
既に何度か映画化されているとの事です。
以前、フィンランドとソビエトとの戦争を描いた「ウィンターウォー」を観ましたが、
これは冬戦争と呼ばれ、フィンランドが一部の領土を割譲して停戦が成立しました。
その後、領土の回復を目指して、フィンランドが再び戦争を起こします。
敵の敵は味方という事で、フィンランドはナチスドイツと手を結びます。
歴史上は継承戦争と呼ばれる戦争です。
僕はフィンランドの歴史を知らなかったのですが、
このような戦争があったのですね。
映画は時々地図が出て来て、その辺がよく分かりました。
フィンランドは、失地を回復しますが、更に、ソビエト領にまで侵攻します。
やがてソビエト軍の反攻が始まり、
フィンランド軍は撤退して休戦になるとのストーリーです。
主人公は、冬戦争も戦った中年の農夫です。
上官には反抗的ですが、実戦経験を踏まえて活躍します。
戦争映画の一つのパターンである、
経験豊富な兵士と実戦経験のない上官、
現状を踏まえずに命令を出すだけの司令部との構図が色濃く出ていました。
昔の戦争映画は、何らかの明るい部分がありましたが、
この映画には、ほとんど明るさがありませんでした。
1カットで使用した爆薬は、ギネス記録との事でしたが、
どの場面がそれかわかりませんでした。
しかし、大量の爆薬を使っていて、森林の高木が何本も倒れるなど、
爆破の場面などは迫力がありました。
補充されてきたばかりの19歳の兵士が、
塹壕で歩哨に立っている間に狙撃されて死亡するなど、
戦争の悲惨さが良く描かれていると思いました。
しかし、戦闘場面は迫力がありましたが、人物描写などが平板な感じがしました。
ドラマとして観た時にはどうかなぁと思いながら帰って来ました。
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