mixiユーザー(id:1417947)

2019年10月19日19:16

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イエメン沖・・・

 安倍総理大臣は、昨日の国家安全保障会議(NSC)会合で、
 緊張が高まっている中東地域の航行の安全確保に向け検討してきた
 自衛隊の派遣を具体化するよう指示したと報じられています。
 政府はイラン近くのホルムズ海峡をめぐる米国主導の有志連合構想には加わらず、
 派遣地域はオマーン湾、アラビア海北部などの海域で、
 ホルムズ海峡は含まれないとの事です。
 菅官房長官は記者会見で、有志連合構想に参加しないと明らかにした一方、
 「引き続き米国とは緊密に連携していく」と述べ、
 派遣の目的は「情報収集の体制の強化」として、
 派遣の根拠は防衛省設置法の「調査・研究」だと説明したと報じられています。

 今回の発表、かなりきな臭いように感じています。
 先ずマスコミが報じたのがイエメン沖との海域です。
 イエメンはホルムズ海峡に面していませんから離れているようにも感じますが、
 菅官房長官の発表では、オマーン湾と言っています。
 オマーン湾はホルムズ海峡に続く海域です。
 当然の事ですが、海に境界線がある訳ではありません。

 派遣の根拠としている防衛省設置法の「調査・研究」も、
 苦しい言い訳のような感じがしています。
 何のための調査・研究なのでしょうね?
 ホルムズ海峡の警備について、アメリカは有志連合を提唱していますが、
 参加国は少ないようです。
 日本に対してもアメリカの参加要請はありますが、
 日本では法的なハードルが高く、イランとの関係もあります。
 そこで、ホルムズ海峡周辺海域の調査・研究として、
 アメリカの顔も立て、国民世論も刺激しないようにしたのではないかと思います。

 考えた人は妙手だと思ったかも知れませんが、かなり危ない橋を渡るような気がします。
 ホルムズ海峡周辺で自衛隊が哨戒をすれば、イランからは敵対行動に映ります。
 単純に周辺海域で他国間の武力衝突が発生すれば
 自衛隊が巻き込まれるリスクは高まります。
 さらに、哨戒任務中に不測の事態が起こると、武力行使に至りそうな気もします。
 今後どのような展開になるのか、良く注視しておかないといけない問題だと思います。

 明日は、所用により、日記等は休ませて頂きますので、お含みおき下さい。


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