一応ガールハントとのタイトルにしましたが、
あるいはボーイハントされたのかも知れません。
雨が降り出す前に歩いてしまおうと思って、午前中家を出ました。
八幡山公園に行って崖崩れがどうなっているか見てみようかと思いました。
公園で、見知らぬ女性から声を掛けられました。
二荒山神社はどちらの方に行けば良いのかとの内容でした。
そこで、二荒山神社の裏口の道順を教えて上げました。
すると、二荒山神社近くに古墳があるかと尋ねられました。
古墳があるかどうか分かりませんでしたので、
この八幡山公園の近くにはあると話したら、
どのようにして行ったら良いのかとの事でしたので、
崖崩れは諦めて、案内してあげる事にしました。
最初は遠慮されていましたが、
どうせ暇だからと言って、案内してあげました。
八幡山公園の入口にある雷神社は、
御蔵山古墳と呼ばれる前方後円墳の墳丘の上にあります。
一度下に降りるとまた上がらなくてはならないので、
蒲生神社の裏にある共同墓地を抜けて行くと、上がり下がりがありません。
蒲生神社は、蒲生君平を祀った神社で、
君平は寛政年間に全国の古墳を調べて歩き「山稜志」を著しています。
前方後円墳の名称は蒲生君平がつけました。
蒲生神社には、伝説の初代横綱明石志賀之介の像があります。
そのような事を説明しながら、さらに細い裏道を抜けて雷神社に着きました。
神社の前には、明治時代の栃木県知事樺山資雄が記した「古棺記」の碑が建っています。
漢文の白文で書いてありますが、この女性はある程度読めるようでした。
それなりの知識もあり、お主出来るなと言う感じです。
雷神社は、周囲に樹木が鬱蒼と生えていて、薄暗く、人は全くいません。
襲われたら危ないと感じないのかなぁと思いましたが、
もちろん僕は襲ったりしません。
道々聞いた話によると、長い間県北で暮らしていたとの事でしたが、
ご主人を亡くされて、宇都宮市内の娘さんの所に来たとの事でした。
昭和4年生まれとの事で、あれお幾つかなと計算していたら、
今年90歳になったと言われました。
高齢だとは思いましたが、とても90歳とは思えませんでした。
今日は、知り合いの絵の展覧会があったので、それを見に来て、
ついでに八幡山公園に行ったとの事です。
年をお聞きしてから、階段などで転ぶと大変だと思い、注意しました。
雷神社を出た所で、お世話になったので、お昼を一緒に食べましょうと誘われました。
今日は馴染の中華料理店に行くつもりで家を出たので、お断りしたのですが、
是非にと言われ、これも話のタネかと思い、承諾しました。
女性から誘われるなんて、滅多にない事ですからね。
東武デパートの上のレストラン街に行こうと誘われたのですが、
そこに行くと、最低でも1000円は超えそうな感じです。
それなので、僕の馴染のスナックの500円ランチにしましょうと言ってみたら、
そのようなスナックに行った事がないと了解してくれました。
スナックのランチ、どれも美味しいと言ってくれたので、ホッとしました。
食事後、住所氏名と携帯電話の番号を交換しました。
正に軟派したみたいですよね^^
とても綺麗な字なので、僕のをお渡しするのが、恥ずかしくなりました。
そこの昼食代は僕が成り行きで支払ったのですが、
別れる時に、ポチ袋を渡されました。
もちろんお断りしたのですが、彼女の方は強引に渡して来ます。
道路上でやり取りするのも変かと思い、仕方なく受け取りましたが、
中には僕の支払った倍の金額が入っていました。
それにしても、よくポチ袋を持っていたものだと思い、
準備の良さに驚いてしまいました。
暇にしていますから、街に出て来た時にはいつでもご連絡下さいとは言いましたが、
果たして、また連絡があるかどうかは分かりません。
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