先日、同居人の友人からメール便が送られて来ました。
その友人とは同居人の生前には会った事がありませんでしたが、
名前はよく聞いていました。
同居人が他界した後しばらくして、友達と墓参りに来てくれました。
メール便は何だろうと思ったら、「ボヘミアン・ラプソディー」のパンフレットでした。
手紙が添えられていて、それによると、
同居人は学生時代はクィーンが好きで、
特にフレディ・マーキュリーのファンで、よく話していたとの事でした。
その友人が「ボヘミアン・ラプソディー」を観て、
同居人を思い出したので、パンフレットを買おうとしたら既に売り切れていて、
仙台市にいる姉に2部買って送ってもらい、その1部を送ってくれたとの事でした。
仏前に供えて欲しいとの事なので、今も仏壇にあります。
確かに、彼女は生前時折クィーンの話をしていましたが、
僕がロックは余り好きでないので、それほど熱心に話していたとの記憶がありません。
先日、長男が帰って来た時にその話をしました。
そうしたら、彼は、同居人がクィーンのファンだった事を知っていて、
「ボヘミアン・ラプソディー」を既に観て来たと言っていました。
彼が行った時には、
映画のエンドロールが終わったらスタンディングオベーションがあったとの事でした。
良い映画だから、行くように勧められました。
「ボヘミアン・ラプソディー」は、今評判になっているのは承知していました。
しかし、クィーンは名前を知っている程度ですし、曲も余り知りません。
パンフレットを送って頂いても、余り行く気にはなりませんでした。
ところが、長男に背中を押されましたし、同居人がそんなに好きだったのでは、
写真の彼女を連れて行って観ても良いかなとの気持ちになりました。
前置きが長くなりましたが、そのような次第で、今日観に行って来ました。
行ったのは、いつものヒカリ座ではなく、TOHOシネマズです。
午後用事もあったので、午前9時20分からの上映でした。
行ってみたら、混んでいるのに驚きましたが、
ドラゴンボールなどの映画をやっていたからのようで、
家族連れで賑わっていました。
平日にすれば良かったと少し反省しました。
その映画ですが、
1991年に45歳の若さで亡くなったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマです。
インド系移民の子として、コンプレックスが強かったフレディが、
個性的な仲間たちと、世界的バンドへと飛躍します。
しかし、周囲の人の甘い誘いなどもあって、ソロ活動を始めた事により
クィーンから離れますが、
自分がエイズに感染している事を知り、死期を察して自堕落な生活から抜けだし、
仲間たちと改めてクィーンとして、
20世紀最大のチャリティ・イベント“ライブ・エイド”のステージに立ちます。
この場面が、最後の21分間に再現されていて感動的でした。
音源はフレディの実際の歌声を使っていたようですが、
僕は、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」と「伝説のチャンピオン」きり
聴いた覚えがありませんでした。
映画のタイトルの「ボヘミアン・ラプソディー」も初めて聴きました。
しかし、その他の曲を聴いたり、
フレディを演じたラミ・マレックの、
フレディが乗り移ったようなライブパフォーマンスを観ていて、
クィーンが何故多くの人々の心を捉えたのか、少し理解出来たような気がしました。
同居人も喜んでいたのではないかと思います。
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