夏模様 柏原芳恵
聞いた当初は「うわあ 何これ 若いのに演歌じゃあるまいし」って失笑。
でもなんだか気になる曲で 嫌だ〜って感じでもなくて。
それから時が経つたびにどんどんと好きになってしまって
そして今 芳恵の中でベスト5に入る曲となっております。
この曲 いいよね。。。
もう堪らなくいいよ。
ああ、いい。。。
♪ 終止符はちいさな メモ!
「さよなら」だけ書かれた紙きれ一枚が別れのご挨拶。
ああ ゲイの別れと似てるわ。
足がつく前に消えたノンケたちだ。
心を求めてない関係なんて当たり前ではなかった私。
自分だけその気になっていたというゲイっ子たち。
責任取らなくていいという気軽さから差別を受けた私たち。
私たちゲイは 長い間、わかりにくい差別されて。
誰からも思いやりがなくて、一部の賢い人からも知らふりされて。
プロじゃあるまいし、でもそれを求められた私。
黙っていろよ わかってくれよ と目で合図されて。
平気な顔してさ・・・。
そりゃおかしくなるわね、精神も病むし仕事もいい加減になるわね。
そうならなかった私の理由・・・歌があったから ただそれだけよ。
いつも矛盾にぶつかると、アイドルの歌を一日中聴いてね
リセットしていたのさ、だって明日また仕事があるのだからね。
誰もKISSさえしてくれない、いつも一人で処理してさ。
一生差別されると思いきや今頃になってマイノリティを守ろうとか。
遅いっての。何よ今頃、もう私は長くはないよ。
ずっと「夏模様」聴いて、自分が悪くない事も自分が悪いんだと
何度も言い聞かせて生きてきた。
90年代だってガチ太デブだけがモテて。
そのどこにも属してない私はこれを聴くしかなかった。
♪ さよなら 言葉はこれきりですか?
♪ さよなら 私は振られますか
♪ さよなら 夏模様。
歌の主人公たちは自分よりももっとひどい目に合ってるはずと信じて。
はしゃぎすぎてた夏休み。。。
終止符は小さなメモ。。。
私たちは心の絆創膏をいつも準備して合った。
そう 歌という絆創膏。
だから出血多量になって死ななかったのだ。
教えてくれただけでなく、それをオシャレにさえ変えてくれた歌たち。
私は死ぬまで忘れない 歌のすばらしさを書き続けたい。
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