老眼

資格取るなら若いうちだよ！　職場のおばさまが語る理由に思わず納得
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長いこと測量の仕事をしてきたが、昨年５０にして測量士補の資格を取ろうと発起して、テキストを何冊か買ってきたが、選ぶ基準はやはり字が大きい事だった。

測量業にありがちな遅くに帰ってくる生活の中、試験の2週間くらいまでやる気が起きず、また、やはり老眼のためか文字の多さを敬遠する傾向が出てしまい、そこからは過去問だけをやりまくったが、その年の試験は自己採点で１７問しかとれず、合格ラインの１８には届かなった。。

『ま、一年掛けて基本から勉強しよう』と切り替えたが、今度は時間の猶予に甘える始末。ほぼ何もしないまま試験の2か月前となった。

そんな時、たまたまYoutubeで測量士補試験について検索したら、分かりやすく解説してくれるチャンネルがあって、それとテキストを併用して、普通に教えてもらうなら到底かなわないような、同じところを何度も何度も分かるまで再生して、試験に備えた。

要領が悪いから、長い試験時間をギリギリまで使ってしまったが、自分なりに納得が出来る回答を出せて、自己採点では２３点。普通のお若い方は、もっと取れるのかも知れないけれど、自分としては受かると思えるだけで大満足だった。

七月に国土地理院から合格通知が来て、晴れて合格。これまで普通免許くらいの資格しか持っていなかった自分が国家資格をとった。しかも51歳で、と恥ずかしながら自画自賛している。

何事も始めるに遅いという事はないし、また何かにチャレンジしたいとも思う。

…それまで、老眼が進みませんように。。