無限でワンパク。

このところずうっと時間がなくて鬼太郎さん見られなかったけど、ようやく今日見られたーーー!!!
そしてずうっと体調と気分がすぐれなかったけど、鬼太郎さん見たら本当に気持ちが晴ればれとして体もスッキリしたように思う……

本当に鬼太郎さんナシでは生きていけん

さて久しぶりだからなんかスカッとするようなお話しの回を見たいなぁとは思ったけれども、今3期見返ししている途中でもあるので、ペースを崩さず順当に続きを再生して見て参りました。
今回はしっとり「妖花」です

各期で語り続けられている「妖花」は、妖花をめぐる人間はその時々で変わるけれど背景となる戦争の記憶だけはずっと残っていて、それをベースに進んでいくお話しですね。
3期はファミリー向けに制作されていてどちらかと言うとコメディ路線が強くてシリアスな流れになることって少なかったと思いますが、「妖花」回は数少ないそのシリアスめな方向のお話しだったんじゃないかしら。←それでも最後はちょっと笑かしに入ってたけど（笑）
子ども向けを意識しつつの、ついほんのちょっと前に日本も戦争をしていたことがあったこと、外地で亡くなったまま残されている人がまだまだたくさん存在しているだろうこと、それらを忘れてはいけないことを伝えていました。
花子さんのおじさんの遺骨を発見し、ようやく花子さんの部屋に咲き乱れた花の意味を知ることができた一同はそのおじさんの骨を改めて埋葬し、静かに手を合わせます。
その鬼太郎さんの姿を見て、ふと、このひとは過去と現在を繋げるひとなんだなぁ、と思いました。
きっと花子さん一人の知恵や力では花が咲いた意味を知ることはできなかったでしょう。そしてその花の咲く意味が分かる前に花の種を飛ばした原木は枯れてしまい、花子さんの部屋に咲いた花も同時に枯れることになり、そうなればおじさんが日本へ種を飛ばしてまで伝えたかった思いも文字通り枯れ果てて花子さんには通じず、全てが虚しく失われてしまったことでしょう。
そこに鬼太郎さんが力を貸したことで全ての謎が解けることになった。謎が解けただけじゃなく、おじさんの心残りを晴らすこともできて花子さんをおじさんと会わせることもできたのです。
空白だった時間が埋まり、止まっていた過去が動いて、無事に去ることができたんだよなぁ。

鬼太郎さんは長いことを生きてきて、これからもずっと永遠に生きて行く。
鬼太郎さんが不死身なのは幽霊族特有の現象なのかもしれないけれど、不死身という無限の刻を持つ鬼太郎さんが有限の時間しか持たない人間と関わっていく意味の一つが、過ぎた過去の出来事を知る術がない人間に自分が過ごしてきた過去の時代のことを教えてあげる為なのかな。その過去を人間に引き合わせることで、現在を未来に繋げてあげられる為なのかも、なんてちょっと思った。
だけどそれは3期の場合無意識に行動したことの結果であって、そういう前提で人間を助けているって気付いてないと思うところが3期の鬼太郎さんのカワイさでもあるのデスわ（笑）←多分5期・6期の鬼太郎さんも無自覚な感じ（笑）だけど2期・4期の鬼太郎さんは自覚有り気（賢いから）

「妖花」回は4期のが一番スキなんですよね、4期のこの回こそ鬼太郎さんの存在って有り難いな、素晴らしいなって感じる回争いごとが何一つ起こらない静かな優しい回でした。だからこその鬼太郎さんの存在が光る回
3期「妖花」の次が「大髪様」でこれを見たらディスク替えるので、そのタイミングで見られたら4期「妖花」を見返そうかな

でも!!!!
3期「妖花」での鬼太郎さんもワンパクでカワイくてカッチョえがったよーーーっ!!!!平田さんだから控え目な鬼太郎さんだったけど、花子さんちから走って帰る鬼太郎さんの姿が良き…帰って筏作りしなきゃならないだろうけど、走って帰らんでも…（笑）って思ったし、引き止められて「一緒に行きたい」という花子さんの言葉を聞いて「どうします？」と父さんに尋ねる鬼太郎さんがクールだけど可愛くて満点だったよーーーなんでこんなにカワエエ……
大ダコとの戦いもメッチャ勇ましくて頼りがいがあった…左右に迫るタコの足をオカリナ剣でドビュシ!!!と切り落とすとこ、「はぁぁぁぁ〜〜っ!!!!!!」ってため息出たわ!!!!んで戦いながらみんなに指示を出すんだヨネ、リーダーの素質メチャクチャあるんだよねーーーっ!!!!!!!カッコイイでも逃げようとする大ダコの左目に最後にお見舞いとばかりにオカリナぶっ刺していたけど、その一突きは要らなかったよ鬼太郎さん……非情なんだよなぁカワイイのに……（笑）
ガシャドクロの頭蓋骨をオカリナロープを巻き付けてスッポーーーンと抜くと遠ーーぉくへ投げ捨てた鬼太郎さん（笑）墓荒らしと勘違いして攻撃してきたガシャドクロに邪魔されて話しが進まなかったから、父さんは「これでゆっくり話ができる」と言っていたので、荒っぽい行為だろうが結果オーライだったら是とするところ、やはり3期親子は親子なんだなと思います（笑）。
だけど帰る時には鬼太郎さん、

「ガシャドクロ、さっきはごめんよーーーっ」

って声を掛けていましたので、イイ子はイイ子なのです許してあげてネ

やっぱりゲゲゲは面白いなぁ!!!!楽しい!!!!!
次は「大髪様」!!!!
漢鬼太郎、見るのが楽しみザンス〜!!!
アタイも鬼太郎さんが路頭に迷っていたら大声で言いたい！

「行くところがなければ、アタイがもらってやるよ!!!!!!」

ウソ、こんな上から目線では言えない
ただただ「うちへいらしてください」って土下座してお願いする