3期「見上げ入道」を見返してみて、やっぱりスキだなぁ
と思い気をよくしたわたくしは、続けて「かみなり」の話の良さも確認してみようと思いましたが、これまた確認するまでもなかった、ヨカッタ……!
つーても一番キュンときたのはストーリーじゃなくてやっぱり鬼太郎さんの行動だったけど
かみなりを散々目的の為にからかって目的を達成した後、かみなりから
「来い!」
と挑まれた鬼太郎さんに火が付いて、
「よーし行くぞ、勝負だ!!」
と威勢よく答えて空から勢いよく飛び降りてかみなりの前に着地するとこ、滅っっ茶苦茶
3期じゃん!!!!!!!!!
って感じて何度も何度も、何度も繰り返して見返してきた
(笑)
この回もどちからというと感情抑え目の3期鬼太郎さんだったので、かみなりから煽られて自制のストッパーが外れたような鬼太郎さんに思わず「ハッ!!!!」っとさせられるのでした、そうこういうところこそが3期鬼太郎さんなんだも〜ん
そしてなんていうの、お子ちゃま風なところからのいきなりの少年感!!!!!
3期の鬼太郎さんの性格が出ているシーンだなと思ったな、小手先(と言ったら雨山博士に悪いけど)を使って勝ちを取りに行くなんて望んじゃいない、どうせやるなら正々堂々ぶつかって白黒つけようじゃないか!っていう感じがタマンネー
3期鬼太郎さんて妖力というより体力(笑)っていうか、技を使うってよりも体でぶつかってやっつけるって印象強いけど(笑)、対かみなり戦も結局最後にはつかみかかっていってたもんね(笑)。で、気力と根性で勝ちました(笑←というか、かみなりの腹ヘリのお陰だけど)そういう泥臭い3期の鬼太郎さんがホントに本当に心からダイスキなんよ
あーん、でもこの後の和解もヨカッタのよーん
いいヨネ――「腹ヘッタ」と言って力が出なくなったかみなりと、それを見て「なーんだ!ハハッ!!」って笑う鬼太郎さんにつられてこれまた笑うかみなり。それでケンカ終了――(笑)。なんて平和な、なんて幸せなケンカなの
まぁ鬼太郎さんの良さは今に始まったことではないので今はちょっと脇に置いといて。
そう、この回は人間を助けるために鬼太郎さんだけが戦うといういつもの構図ではなくて鬼太郎さんの戦いに人間が協力するっていう話でした。それも、雨山博士の計算によれば「鬼太郎くんが一人で戦って勝てる確率は1%にも満たない」戦いだったのです。それでも「ぼくは行きます」という鬼太郎さん…
に博士は言いました。
「わたしが力を貸せば勝つ確率は99%だ」
鬼太郎さんの確率の1%と博士の99%、足せば勝利あるのみ。そういうわけで鬼太郎さんは博士の力を借りてかみなりと戦うことになるのです。
鬼太郎さんだけでは敵わない相手だけれども人間と協力すれば勝つことができる、鬼太郎さんと人間の共闘
それは自然と科学との両立でもありました。
この流れもホントスキ
しかも鬼太郎さん一人の勝率よりも人間の力の方が高いっていうのもなんか萌えるんだけどなんで?(笑)
あと博士の息子のコウくんと助手のムギコさんとの鬼太郎さんとの関りも良かったんだよな
ムギコさんがスキィ〜
この雨山博士親子とムギコさんと鬼太郎さんのスピンオフ作品作れそう!
「妖怪大戦争・フランケンの逆襲」みたいな(笑)。あっ!!科学版だから山田が出てきてもいいヨネ!!!!!!!!!!!
←力入った(笑)
鬼太郎さんの敵が西洋妖怪だけではなくて山田もなの、三つ巴なの悪くないねフフフ
(笑)
妄想から話を元に戻して。
ラストで鬼太郎さんが
「自然と科学が調和するには時間がかかりますからね」
と言っていたけれど、同時に妖怪と人間が共存するのにも時間がかかるということで、そう言った鬼太郎さんは依頼してきた人間の男の子のコウくんとコウくんの父親の助手のムギコさんが作ってくれたサンドイッチを一緒にほおばっていて、三人仲良く食べている後方では事件の発端を作ったコウくんの父親である科学者の雨山博士が一悶着を起こしたかみなりと科学と自然について酒を酌み交わしながら話をしている…っていうシーンで終わりました。
この風景がわたしにとっての「ゲゲゲ」を見る理想で…
最初は人間が一方的に科学の発展を名目として自然を意のままに操ろうとし(←雨山博士は純粋な研究として行っていたことを付け加えておきますが)、それに反発した自然が人間をやり込めようとしたけれど、結局きちんと話をしてみたらお互い歩み寄れそうな雰囲気になっていた。もちろんあの会話から察するにまだまだ調和するまでには至らないだろうけれど、険悪だった両者がお酒を注いで注がれての関係にまでたどり着けていたんだよね、これってすごいことだよね
雨山博士は研究者にありがちな人間としてちょっとずれているところがあって(笑)、かみなりも意固地な性格の妖怪ではなく気が良いタイプだったからかもしれないけどね(笑)。
そして鬼太郎さんとコウくんとムギコさんはいつ終わるとも知れない博士とかみなりの話し合いを待つ間、仲良くサンドイッチを食べてピクニックをしているような楽し気な様子。
自然も科学も、人間も妖怪も、垣根はまだまだあるけれどもそれを越えようとしてみんなでそこで過ごしている、そういう風景に心が温まる。いつかどこででもこんな光景が見られるようになればいいのにね、といつも思うラストです。
だから3期「かみなり」の回は人間と妖怪の理想の関係が見られて、本当にダイスキな話なのでした
また見る!!!!!!
次は是非「さら小僧」についても語りたいわ…以前散々語ったけど…(笑)
←でもさー、何度でも語りたいよねーゲゲゲって面白くて奥が深いんだもの
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