優しい父親と酷い息子さん。

突然急に「モノノケダンス」聞きたくなってYouTubeで「墓場鬼太郎」第一話見てた。

センスの塊よねこのOP…

鬼太郎ファン再燃してからようやく見た「墓場鬼太郎」。うっかり間違えて見ちゃったんだけど（笑）、OPがこれじゃなかったら水木さんちへのお引越しのご挨拶のシーンから先は多分コワくて見てなかったかもしれん…ところがこのOPがここで始まって、

急にナニ、このポップさ!!!!?

ってショックを受けて、そのまま最後まで興味を惹かれて見られちゃいました結局ハマったもんなぁ墓場…メチャカワイイじゃん鬼太郎さんて思うほど（笑）。
「墓場」いいよね、優しさとか救いなんてのがないのがあるイミ本来の人間世界を表現しているようでね。偽りのない人間の本性みたいなものが感じ取れるストーリーやキャラクターたちの不気味さ。なのにものすごく可愛くて面白くて憎めない。水木愛がなければここまで表せなかったと思う作品

スタッフさんたちに感謝!!!!!

さすが「鬼太郎」作品の原点ですね
不気味さとか救いのなさとか人間の浅ましさとか、この「墓場」を作られちゃったら「ゲゲゲ」で真面目に表現するのはムリだよ似非っぽく感じられちゃうから。それを4期はうまいことやってのけたと思うんだよなぁ、4期も秀作だもんねぇって、４期は墓場の前の作品だっけ？

とかって話をしたかったのではなく。
改めて水木さんて優しいなぁ…って思ったんだってーーーー。

「俺はお前の父親なんだぞ」

って言ったセリフ、鬼太郎さんの態度を見ての思わず口をついて出た言葉だったかもしれないけれど、水木さんは6年間、少しは「父親」の自覚を持って鬼太郎さんに接してくれていたのかなってちょっと思って嬉しかった。
確かに水木さんのお母さんが感じるように薄気味悪いお子さまだったのに（笑）水木さんは鬼太郎さんのことを「かわいそうな子なんですから」ってかばってくれたし…
そして目玉になった鬼太郎さんの本当のお父さんも、姿を変えてまで息子の許にとどまってくれて見守ってくれた、鬼太郎さんには優しいお父さんが二人もいたんだねぇ、愛されていたんだねぇ…って泣きそうになる

報われない」「墓場」世界での良心であり、「人間」として表現されていた水木さん、だと思うんだけど、まぁ片目潰しちゃったって行為もあったけど結局「息子」のせいで酷い仕打ちを受けることになって、本当に「墓場」は容赦ないなって思いました（笑）。