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2020年02月21日16:11

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「宮戸川」ならぬ「松戸川」。

正気を失った婦女子に暴行を働く輩がいるのは今も昔も変わらないんだなぁ、と思い知らされた落語の「宮戸川」。現代では人間の抱えている心の闇が深いからこういう事件って起きるのかなって思っていたけど、この手の問題は今に始まったことではないヨネ。多分昔にこういった事件が起きる背景には、その時代の人の心が侵されているからというよりは女子どもに対する人権への配慮が低かったから起こり得た部分があるんだろうなと。許されないことではあるんだけれども、でもそう考えて比べてみると現代人より昔の人間の方がやはり精神は健全だったような気がする。

とかいう考察はおいといて、この話もいろいろ展開がありすぎて初めて聞いたときは愕然として心が追い付かなかったわ泣き顔
気が付いたら酷い話になっていて、

こんな人でなしがこの世に存在するんか…亀公死すべし

と心の底から亀のことを忌み嫌いました。

半七とお花ちゃんが結婚する馴れ初めからスタートするこの噺。この辺りはおじさん夫婦が面白かったし、初々しい二人がカワイカッタぴかぴか(新しい)
聞いてるうちにまた想像しだすゲゲゲキャラ置き…(笑)
今回はねぇ、半七は戸田くん、お花ちゃんは松岡さんで聞いておりました(笑)。←3・4期鬼太郎さんキャラじゃなく、戸田・松岡キャラなのがポイントぴかぴか(新しい)

遅くまで碁将棋で遊んでしまって家から閉め出しを食らってしまう半七と、これまたかるた遊びに夢中になって帰るのが遅くなり家に入れてもらえなくなってしまった幼馴染のお花ちゃん。
こんな時いつも半七は近所のおじさん家に泊めてもらうんだけど、それを聞いたお花ちゃん、

「図々しいのは承知だけれども、わたしもご厄介になっていいかしら」

と頼み込むんですね(笑)。
思い込みの激しいおじさんに二人の関係を勘違いされたくない半七はメッチャ断るんだけど、お花ちゃんはしれっと半七に食らいついて離れない(笑)。

「来ちゃダメですよ、言っても女の子なんだからじきにおっかさんも家に入れてくれますから」

と言って聞かせても、

「おっかさんは難い人だから無理」

と聞かない。

「ダメなら熊本の親戚のとこに行きなさいよ!全く図々しい!」

と冷たく言って走り出しても、

「ゴメンなさい、そういうつもりじゃないんだけれど…」

と負けじと追いかけてくる、この暖簾に腕押し感が、

お花ちゃん、松岡さんみたい!!!!泣き顔ハート達(複数ハート)ぴかぴか(新しい)(笑) ←そしてちょっとコワい感じがするのも(笑)。

そんなお花ちゃんに押し切られる半七が戸田くんみたいで笑えたからさーアハハうれしい顔

で、おじさん家に二人でお邪魔することになり、案の定、おじさんには勘違いされて二階の部屋をあてがってもらうんだけど、布団が一組しかないところで再び二人の攻防が可笑しいけどカワイカッタ(笑)。
半七男らしいな、と思ったセリフがさ、布団が一組しかないからお花ちゃんに布団を譲って「寝な」って声をかけてくれるとこだったナ。
申し訳ないからと断るお花ちゃんにさ、

「女の子を起こしといてわたしが寝られるわけないでしょう。寝なさいよ」

って言うのがさ、面倒くさい奴を連れてきちゃったのに邪険に扱わないで優しさみせてくれたところがさ、あーカッコイイなと思ったんだよ、やっぱ戸田くんだな泣き顔ぴかぴか(新しい) ←半七だけど(笑)
でまぁ結局、埒が明かないから、布団の真ん中に帯を敷いて、

「こっちは神田、そっちは日本橋。神田の人は日本橋には入れない、日本橋の人も神田には来られない。いいですね」(笑)

ってへんな取り決めをつけて背中合わせになって寝るんだけど、そのうち雨が降り出して雷が鳴って、びっくりしたお花ちゃんが半七に抱き着いてきて半七が抱きしめて…ってなことになる(笑)

マジここ戸田くんと松岡さんで想像するとキュー――ンとなるわーん!!!!泣き顔ハート達(複数ハート)ぴかぴか(新しい) ←バカ

てなことで二人はめでたく結婚することになるのですうれしい顔ハート達(複数ハート)いいのか(笑)。



…なんだけどね、ここからあれよあれよという間にだんだん恐ろしい話に転がっていくんですよ…落語って笑えるんじゃなかったのか…(笑)

お店を持ち、二人で切り盛りしていくうちに徐々にお店は大きくなっていき、奉公人を雇うようにもなってきた頃。おかみさんとなったお花が、ある日買い物に出かけたけれど行方知れずになる。
方々人を頼んで探しも見つからず、とうとう半七は諦めて、お花がいなくなった日を命日と決めて三回忌の法要を迎えます。
法要を終え、一人散歩に出かけた半七は、帰り足、船を頼んで一人酒を嗜もうとすると一人の酔っぱらいが乗り込んでくる。
一人で飲む酒が寂しいと思った半七は、亀と名乗るその酔っぱらいと話をするんだけれども、亀の懺悔話を聞くうちにお花がいなくなった経緯を知ることになり…

この亀の話が…酷い…酷すぎるのだ……泣き顔

こんな人でなしで下劣な奴がこの世に存在するのかぃ…

いや、作り話だけれどもね、まー喬太郎さんの噺がお上手なもんだから!亀公には心の底から殺意が湧いた(笑)。

もちろん、わたしが手を下すまでもなく、戸田くんが…もとい半七が殺っちまいましたけれどもね!(笑←希望)
亀の湯飲みを差し出す腕をぎゅっと掴み、

「これで様子がからりと知れた」

と低ーい声で亀に迫る場面、いやいやいやいや戸田くんだったらメッチャコワいから!!!!!!!泣き顔
殺されるで(笑) ←いや殺されちゃうけど(笑 ←希望)
でもここ、松岡さんバージョンでもいいなと思うんだよな、大事な戸田くんをメチャメチャにされて激おこになる松岡さんを見たい…ぴかぴか(新しい) ←バカ

このくだりはイヤーな気持ちになって、はぁオチはどうなっちゃうんんだろう…って切なくなるシーンなんだけど、そしたら

アレ!!!?あれあれあれ!!!!?

あぁぁ…

ってな感じになるので、是非とも最後まで聞いて欲しいと思います!うれしい顔ぴかぴか(新しい)

ただ何度か聞いていて最近気付いたことが。
半七とお花の間を取り持ってくれたおじさん、亡くなってたんだー…って、これがホント残念でした泣き顔


しかし鬼太郎ファンじゃないとなんのことだかさっぱり分からない鬼太郎ネタだヨネ、落語ファンの方、すまんです(笑)。



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