mixiユーザー(id:14005590)

2020年01月20日16:03

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君たちのうしろの暗闇に。

アメリカ映画は好きだけど、でもアメリカ映画でのキライな思考もあります。

人間に対してもゾンビに対しても吸血鬼に対しても、宇宙人に対してもターミネーターに対しても、相手がなんであれ誰かを何かをやっつけようとするときには必ず銃でもって対処しようとする考え。

それしかないんかな、っていっつも思う(笑)。

力でねじ伏せるって感じがしてイヤなのもあるけど、銃こそが全て、みたいな感覚が腑に落ちない。

なので、昨日の6期で妖怪を退治するのに銃擬きの武器が出てきたのにガッカリしたし、それ以上に銃擬きの武器の前に手の目が倒れたことにショックを受けた。

今や人間とは違う世界のものを退治する目的は、「封じる」のではなく「倒すこと」なのかな。

言葉を選んで「倒すこと」と表現したけど、本当の意味だったら「抹殺」ってところなんだろうか。

6期「手の目」の回を見て、わたしは「人間」が異種のものとの共存を阻んでいるんだと思った。
「人間」が争いを引き起こそうとしている。
それは作中の登場人物たちの意思で引き起こされようとしていると言いたいのではなく、「6期」という作品を制作している「人間=スタッフ」たちが、鬼太郎さんと、ぬらりひょんたちと、人間たちとを引き裂き、争わせているように見えたんだ。
名無しよりも恐ろしい存在だよ。
「きっといつかは分かり合える」という優しさや希望を与えてはくれない目に見えない「6期」での巨大な存在である「人間」は、常に常に鬼太郎さんを追い詰めて苦しめる。
鬼太郎さんが6期の世界をどのように進んでいけばいいのか行先を指さしてはくれず、どのように人間や妖怪たちと向き合っていけばいいのか教えてもくれず、この世界をどのように感じ、考え、受け止めていけばいいのかも示してはくれない。未だに。

人間の弁護士?だったかが、妖怪を信じるべきかどうか分からない、と鬼太郎さんに気持ちを吐露した時、鬼太郎さんも

「ぼくもまだ悩んでいる」 ←だったか…覚えてない泣き顔

と答えていたけれど、未だに鬼太郎さんはその身の振り方を確立させてもらってもいないんだ。

それなのに鬼太郎さんは、ぬらりひょんは、人間は、その「人間」によって争いへ向かわされる。

なにを目指しているんだろう。
目的はどこなんだ。

先日、3期「化け猫国道」をみたばかりだったから、3期の鬼太郎さんの化け猫と人間へ対する態度とを比べてしまった。

「信じてくれ」

3期の鬼太郎さんはそう言わせてもらえていて、鬼太郎さんは全てを信じられていたと思う。だから3期の鬼太郎さんには希望が溢れていたし、自分の進むべき道をハッキリ見せてもらえていたからその姿には自信が満ちていた。

争いの先に何かがあるんじゃないだろう。
信頼の先に見つけるんだよ。

「人間」の勝手な争いに、鬼太郎さんを巻き込まないでくれ泣き顔


ってこれもわたしの勝手な考えです、ゴメン泣き顔



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